正岡子規考10,勇気をもって古いものを駆逐し!

今河東碧梧桐の書いた「子規を語る」を読んでいるのですが、

文語を読むのが大変で、なかなか前へすすまな~い、トホホ!

それでもうっすら見えてきた子規の姿があります。

若い青年子規が、

芭蕉のドグマにおかされた当時の俳人たちの

その俗物性に失望し、

自分の感性に基づいた、

新しい俳句世界を模索して、あがく姿が

見えてくるのです。

それまでの俳句世界を、

一気に超えようとする子規の新しい感性は、

西洋画の基本である写生という世界からヒントを得て

俳句界をやり直そうとする。

そこには、中村不折が子規に教えた西洋画とその基本である

デッサンのについての知識が大きかったのではないかと、

私は勝手に推測しています。

子規は当時の俳句世界の大物の宗匠を訪ねて、旅をするのですが、

いずれも、芭蕉の世界に冒されて、

子規の思いなどは一蹴されてしまいます。

さらに若造と見下されてしまいます。

でも、それにもめげず子規は、

写生を基盤にした俳句世界を実践してゆきます。

そこから、まさに絵画的イメージに富んだ俳句や

形式を超える不文律の俳句の世界が拓き、

放哉や山頭火の俳句が生まれてきます。

いいですね~!

若者よ!

勇気をもって古いものを駆逐し、

自分達の感性と思想に基づいた新しい世界を

開いて欲しい!

そこにも苦労の山や、

大きな壁が立ちはだかると思いますが、

それも乗り越えて、頑張ってほしいです。

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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