◆脳のことをできるだけわかりやすく書き残しておきます。その9拡張する脳、収縮する脳!

脳はしょっちゅう使う回路はより強化されていきますが、

使われなくなった回路はどんどん衰えていきます。

そういう意味では、脳の中は次第に偏っていきがちになります。

今日は拡張型と収縮型の脳について書いておきます。

拡張型の脳のひと、まさに私などがそうですが、

そういう人は、思い付きが素晴らしい、つまりアイディアマンでもあります。

次から次へと思い付き、

それはまるで打ち上げ花火のようにアイディアが浮かんできます。

ただ、この人たちは、ともすると、思い浮かぶことは得意なのですが、

そのアイディアをいかにして現実的に実現していくかという

<道筋>を考えていくことが欠けています。

なぜなら、現実的な道筋をつけるというとき、

そこには現実的なものとしての是非や、

障害になることをあぶりだしたり、

アイディアにブレーキをかけたり、縮小しなければならないことが

起きてくるからです。

つまりアイディアとして膨らんだものを、いかに整理して縮小させるか、という

厳しい精査が必要になるからです。

そのためには、最初は100ほどに膨らんでいたアイディアを

10までに削除していく、という厳しい作業をしなければなりません。

こういう人はそういう縮小、削除ができないからこそ、

脳の傾向として、アイディアが拡張していくとも、言えます。

逆に縮小型の人は、

いつも膨らんだアイディアにブレーキを掛けたり、

ディスカウントしたりしてしまいます。

せっかくの新鮮なアイディアを小さくまとめてしまったり、

カチカチに固めてしまったりします。

つまり、脳は、

いつも使いがちになる回路と

それとは正反対の回路の二つを駆使して、使わないと

どんどんどちらかに偏っていきます。

そして残念なことには、そこに気づく人は、そうはいないのです。

つまり自分の脳の傾向に気づいていないと、

それを修正、或いは補正する、ということに

なかなか気づけないからです。

歳をとるとどんどんその偏りが進行してしまいます。

こだわりが深いひとは、どんどんこだわりが強化され頑固になります。

反対に生真面目な人はどんどんいい生真面目になっていきます。

感情的な人は、さらに感情の虜になり、

無関心や傍観する人は、そういう自分しかいなくなります。

そしてクリエイティブなことに携わる人も、

ビジネスな現場にいる人も、

その偏りの中で、だんだん才能や能力が限界を表していきます。

もし皆さんの中で、自分の傾向に気づいたなら、どうぞ、

拡張型の人は、いつも風船(アイディアを)を膨らませるのではなく、

収縮させる、或いは整理して、

余計なものを切り捨てるという脳力(能力)を

身に着けてください。

収縮型の人は、反対に自分の中のハサミを捨てて、もっと伸び伸びと

おおらかに生きるように、脳の中に新鮮な風を吹きこんでください。

何事においても、人生においても、創作においても、ビジネスにおいても

常にこの相反するふたつを上手に使いこなすことが

成功への道となります。

そしてできたら、何事も常に客観的な視点で見ること、そして

起、承、転、結、という

●構造の中で

考えられるようになるといいですね!!

藤井浩一郎作品「鉛筆デッサン」
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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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