脳のことをできるだけわかりやすく書き残しておきます。その10すべてが自分の脳の出来事。

脳のことを知れば知るほど、すべてのことが自分の脳の中にあり、

すべてのことが自分の脳から始まり、

自分の●脳内でのできごとである、ということが

分かります。

脳の意識を解明した実験では、

目が覚めている時、脳の中はありとあらゆることが

クモの巣のようにネットワークしており、

その中から必要な素子が、選ばれてネットワークされて統合されていきます。

素子とは物事の基になる感覚やイメージや、知識データーや考えです。

この時、素子が連鎖、連結しながら脳内を統合するという現象がおきます。

つまりある目的はある結論を探して、それを見つけ出すために

脳の中のありとあらゆる記憶やデーターが、選らばれ、紡がれて、ある結論へと

収斂していきます。

そして出てきた答え(解)がストンと意識に落ちるのです。

つまり、ありとあらゆることは、あなたの脳の中に詰め込まれたものから

生まれてくるのです。

もともと基本となるのは、遺伝子です。

自我の基礎は遺伝子です。

その遺伝子とあなたが生後に獲得した記憶と学習した事とが合わさって

あなたという人間の脳の世界をつくりだしている。

実験では、あなたが目が覚めているときだけ、

意識のクモの巣(ネットワーク)が

起きます。

そしてあなたが熟睡している時、そのクモの巣(ネットワーク)は見事に

消えてします。

つまりあなたは目が覚めているときだけ、しきりに脳の中をぐぐり、

ネットワーク現象をつくり、その中から探し、考えているのです。

ということは、あなたが感じることも、考えることも、その悲しみも喜びも恨みも

すべてが、あなたの脳の中で、完結している、ということです。

つまり、あなたは、すべて、

●自分の思いこみの世界で生きている、って

いうことでもあるのですが、

それは翻って、自分の世界にどれだけ、他者や社会やその他の自分とは異なる

世界を学習しているか、ってことが、問われているともいえるのです。

つまり自分の主観=自分の思い込んだことや、詰め込んだことと、

客観=自分の外にある他者や社会やその他の、

自分とは違う立場に立って見えることと、

その両方を、どれだけ、豊かに、学習、会得できているかが、

問われるのです。

その両方が豊で、柔軟性に満ちていればいるほど、

あなたの脳世界が広く、大きく、豊かでしょう。

そして小さな●独りよがりを脱出できるのです。

反対に、自分の感情だけに凝り固まったり、他人の立場を理解できなければ、

それは本当に狭い、利己的な脳の世界となります。

そして残念なことに、人間は利己的な遺伝子のほうが強いのです。

無意識に自分中心に考え、行動してしまいます。

なぜなら人間はもともとは動物だからです。

だから、できるだけ自分を律し、コントロールし、

他者の世界を理解することや

広範な知識を学習することがとても大切なのです。

そして自分の生きたい、或いは、在りたい世界があるなら、

自分の脳の中を、そのように創出していくことです。

シリーズ7や8で書いたように、自分の脳の中をお掃除し、

自分には必要のない感情を削除し、妖怪を退治してください。

そして、できたら常に風通しの良い脳にしておくこと。

自分は自分の人生の脚本家であり、演者でもあり、そして

自分の脳をいかに使いこなして、人生を幸福にするか、ですよ。l

次回は、脳がいかにすごいマシンであるかを書きます。

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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