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人間不信の毒から脱出して、幸福をさがす!

Aさんの不幸は、親をはじめ、周囲には、

物事を否定的に考え、常に他人を疑い、その裏を詮索する、という

そういう人間ばかりに囲まれていたことです。

残念ながら、そういう人間は同じ種類の人間ばかり

惹きつけてしまう。

だからこそ、Aさんは、人間はみなそうであるという

強迫観念を育ててしまった。

そもそも親の離婚そのものも、そういう人間が引き起こした結果であり、

そこからいかに脱出するかが問われていたにも関わらず、

Aさんは親との共依存の中で引きこもり、

ずるずると親のすねをかじる生活を続けた。しかし

それを続ける限り、どこにも出口はない。

強固に観念化した人間不信、他者への疑心暗鬼、そして

親との共依存の中で甘やかされ続けてきたAさんを、いかに

そこから引っ張り出し、社会へと適応させ、自立と自活の道へと導くか。

不幸になる人間はすべて、こういう人間関係の中にいる。

そして残念なことに、そういう人間ではない、人間に出会わない限り、

そこのうずくまって、埋もれて人生を送るしかない。

さらに脳はそういうAさんの思いこみを強化し、さらにそれが

脳の中の固定観念へと硬直していきます。

世の中には、もう様々な人間がいる。

中にはネガティヴな人間もいるし、思う込みの激しい人間もいるし、

根性のねじれた人間もいる。しかし

一方では清々しい精神の人間も、素直でやわらかい素敵な心の人間も

更には歳をとり成熟した人間もいる。

そういう大きくて広い人間の海へこそ船出し、

自分にふさわしい友を探し、お手本になる師を探し、

いかに自分の心を開き、磨き、そして学び、

幸福を求めて生きること。

つまり幸福の種こそは、自分の中にあるってことですね!

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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