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我が尊敬のアンデルセン、その7バイセクシャルのアンデルセンこそ!

モノになるかならないか分からないけど、とにかくアンデルセンについて書きたいと思っています。

数年前か、いや、10数年前にアンデルセンの事を書きましたが、

その時は、童話をメインに書いたのですが、

今回は、バイセクシャルのアンデルセンが、

どういう風にその世界を描こうとしたかを書いてみよう。

それで、今、まだ手を付けていなかった、初期の小説2点を読み中ですが、手強い!

最初の小説が、「即興詩人」で、その次に書かれたのが「O・T 苦悩の烙印」で、

今から読もうとしているのが、この本です。

この小説の次に書かれたのが「ただのバンイオリン弾き」で、

これはもう読書済みですが、かなり面白いです。ただこれも447ページでかなりてごわかった。

アンデルセンが、バイセクシャルであった事は、いまだに公にされず、

殆どの書評は、見てみぬふりをしている。

しかし、しかし私は、彼がバイセクシャルだらこそ、あの名作「人魚姫」が生まれたとも思うし、

そこには、男性性と女性性、さらにそれを超越した第三の視座があり、

それがあの数々の名作を産んだと、思います。

未だ、書き抜けられるかどうか、分からないけど、

もし、書き終えたら、私の大切な友、バイセクシャルの彼に贈りたい。彼も魅力的な、バイです。

いわゆる今の世の中は、本当に残念ですが、

極めて単純に性を、男と女に振り分けており、

それまさに、単純な人間が作り出した、稚拙で単純な文化にすぎません。

※私は男の性と女の性の間には限りないバリエーションがあると考えています。

だから、これから時代が進み脳の解明がもっと進むと、

脳の世界においては、性そのものが多様な重層性をはらみ、

そのバリエーションが多岐にわたる世界である事が分かるだろう。

まあ、以前に比べたら、男優位の思想もかなり衰退しましたが、

作家としての、私の目からみると、そう言うところに捉えられているかぎり、

幼稚で稚拙なクリエーションしか産み出さない。そして同じように、

ジェンダー差別をふりかざす日本や世界的な女性達にも、私は幼稚さをみてしまう。

そのあたりも含めて、とにかく、バイセクシャルで苦しんだアンデルセンが、

どんなに素敵な視線と視座へとたどりついたかを書き残せれば、と思っています

。どうでしょう、例の森喜朗氏程度の知性では、

遠く及ばないアンデルセンのその世界の素敵さ、

まぁ、頑張ってみよう!

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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