人間は、どんなに汚れていても、その心底に、一筋の澄んだ水が流れていること。

樋口一葉の一般的な認知は、父親の死後戸主となり、

赤貧の中、母と妹を養う親孝行娘が、女小説家になろうと頑張った、

と言うくらいだろか。

ところがどっこい、彼女はしたたかであり、時に狡く、さらに

平気で借金を踏み倒した。

しかし、そういう彼女である、そのは心底には、

一筋の澄んだ精神の世界があった。

それは、彼女が古典の中から学びとった知性であり、高踏さであった。

その知性こそが「たけくらべ」の美しい文章と品格を生み出したと、私は考えている。

人間は、どんなに汚れていても、その心底に、一筋の澄んだ水が流れていること。

それが大切なのだと思いますよ。

きっと。

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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