
読んでみて、やっぱり大詩人田村隆一は面白かった。
かの若き日に、天下の大作家大江健三郎先生と、天下の詩人田村の隆ちゃんが、
何を血迷ったか、天下の日暮里駅前で、殴り合いの喧嘩を始めたらしい!
あの大江健三郎様が、殴るんかい?笑!
で、
二人ともかなり酔っていたらしいけど、
その殴り合う二人を止めに入ったのが、駅周辺にいた愚連隊で、
「暴力はヤメロー」って声を上げて二人を、引き離したらしい…大笑い。
もう爺ちゃんになった大詩人は、
この本の巻末に、俳優の山崎努さんが書いているように
「空しい人生の旅、を語る隆ちゃんが、ちっとも深刻じゃない」
ただ、
私にいわせりゃ、少しばかり女に甘ったれの、酔っ払いじじい、
っていう感じもしないわけじゃないけどさ。
でも、大変面白い本でございました。ご一読をお勧めします。


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