毎朝6時25分からラジオ体操をします。
このところ伴奏のピアニストが若返りして、新しいピアニストが入ってきたんだけど、
その中のひとりが、ちょっとナルシストで、
そういう音やフレーズになってるんだねー。
まあ、大したことじゃないから、どうでもいいと言えばどうでもいいんだけど・・・苦笑。
私はどうもナルシストが嫌いらしい。
らしいなんて、無責任な他人事のように言ってるけど、
本当は、気に障っているのよ、多分。
例えば、賢治の詩や言葉がこちらに響いてくるのは、そこに、無駄な自己陶酔がないからで、
三島や太宰の文には、ギラギラのナルシズムが潜んでいる。私は、どうしても、そういうものが見えたり感じたりすると、拒絶反応がおきる・・・苦笑。
ドラマをみても、あの「相棒」の冠城亘の反町の演技には閉口している。
これもまったく私感によるものだから、どうでもいいことですけど。
文章にしろ、絵や音楽にしろ、演技にしても、すべての事に、
その人間の人間性が出てしまいます。
だから、通俗的な、欲や汚れがない、或いは少なければ少ないほど、
そこに透明感が生まれてきます。
つまり、感情が浄化さてゆくと、逆に感性が煌めいてゆき、
感覚と感性から来る、軽やかな粒子が、キラキラしてゆくんだね。
実は今、そういう映画を撮りたいと思っています。
ただ、それはナルシズムに犯されている人間には、分からない世界でもある。
残念ながら、世の中とは、ナルシスティックなものが渦巻いている。
さあ、どうするか、
毎日思案しているところです。
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