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今、ここから始まるその5、他人とは頭のてっぺんからつま先まで、毛の本数だって違うんだ、という自覚があるとイイネ!

すべてのことにおいて、他者と自分とは

頭のてっぺんからつま先まで、毛の本数だって違うんだ、という自覚が

有るといいですね。

その一方で、じぶんは頭の先からつま先まで、

自分である、という

●自己肯定を持つことも大事です。

この二つの意識をしっかり自覚することが重要です。

それは人種や国々においても同じで、

多人種や他国は、日本人が思いもよらないほど、

違う脳回路を持っている、と認識している方がいいです。

そして

自分と他者の分離ができていない、さらに自己肯定が出来ていない人間は、

・他者への要求度が強く、

・自分の孤独を引き受けられず、

反対に

・他者との一体感を求めて

・密の味を得ようとして群れます。

そういう人間が集まりファシズムを作り出していく。

残念ながら

今の日本の若者文化はまさに疑似ファシズムであるように

私には見えます。

例えば

私のアシスタントに聞いたところによると、

こなんとかいうアニメでは

アニメの中の男に恋をして、その男ために妄想し、熱狂し、

映画館では泣き叫び、さらにその男のために観客を何十万人も

動員したり、グッズを買いまくるというのです。

30代のいい年を女性達がです…トホホ…あ~あ!

なぜ、人間が、

自分と他者とは同じ、という錯覚を持つかは

人類史においては人間が二足歩行になり子宮が狭くなり、

出産時に未熟児を産み落としす結果となったこと。

そのために

他の動物の子供に比べ、自立、独立の成人までの生育の期間が

20年近くかかること。

その事により親との一体感の密着の中で、

自己思想が育たないこと等など、

つまり親の感覚、考えと、子供のそれが

密着、混同したまま、成人になってしまうのです。

この密着と混同は、社会の中で苦労し、失敗や挫折の中でこそ、

修正されていきます。

つまり、親離れが早いほど、子供は自分で考え、行動し、

脳情報がどんど複雑で豊かになります。

最悪なのは、親が子供に張り付く●母子密着などでは、

子供が本来持っている生命力や自力で生きる力や自分で考える考察力などが

母親の溺愛で、吸い取られてしまうのです。

こういう場合、社会性を持つ父親は逆にどんどん疎外され、

社会で生きる厳しさを教えてもらえない子供は

ほんとうに被害者となります。

さらに人間が集団でしか生きれないために、

自分の感覚や、考えていることが、

そのまま他人もそうであるような錯覚(共同幻想)に

なってしまっている。

特に日本人は、

自分の考えを持たない人が多く、

他者依存が酷いです。

脳の中で、しっかりと他人と自分の違いを整理していないと、

あんまりいい頭(賢い脳)にならないかな~?

脳の中も本箱とおなじです。

チャンと整理し、そして

よけいなゴミは捨てることだと思いますよ。

つくづく、そう思います。

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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