ダンボールワークの目的は、
・体の中に内向している感情を吐き出し、
・自分の本心を取り戻す。
・と同時に委縮している身体を解放し、
・生きること(生命活動)のエネルギーを取り戻すことです。
つまり、
自分の中にたくさん溜め込んだ感情のゴミが
鬱を引き起こすということです。
だからこそ、そのゴミがほんとうに大切なものか
ただのゴミであるかを、
自分の理性を以て、厳しく分析、精査しなくてはならないのです。
つまり、鬱の人は●その生き方を変えなけれならないという事です。
もっというなら、ちゃんとゴミを掃除して
限られた人生の時間を、
どのように有効に、豊かに、幸せにいきるか、という
考察を重ねた●人生の戦略が必要なのです。
自分は何を<正しい・善い>とするか、という明確な視点をち
自分の人生の設計をしなければなりません。
そして常日頃から、
本を読み、知識を広め、さらに感性を磨き、そして
考える能力を鍛え、磨いていく。
その時、
自分はどう生きたいかのそれは、
漠然とではなく、
●何を職業にして生活の糧を得るかを、
しっかり目的化することです。
実は、自分の中に一本の具体性、
つまりリアル現実を持つという意味では
これがとても大切なことなのです。
お金を得る、という厳しい現実こそは、
自分の感情をいじくるという鬱の甘えを吹き飛ばし、
更に社会の中でお金を得るためには、
現実的でなければ、なりません。
逆に感情的になればなるほど、その人は破綻していきます。
そして
社会、という人間のるつぼの中で、
揉まれ、鍛えられていくことが、
そういう経験こそが、とても大切なのです。
社会の中で、いかに不安や怖れやを乗り越え、
理性で生きてゆくか、
鬱のひとは、
そういうことをしっかり覚悟し、
自分はどう生きるかを
●具体的な自分像で考えることです。
社会が豊かになり、便利になればなるほど、
人間は、おのれの力で考える、という能力が退行していきます。
豊かで、便利で暇ができると、
人間は自分をいじくります。
鬱の本当の治療は
●そういう風に自分のことを考える暇もないほどに
忙しく働き、
厳しい現実と格闘することだと
思います。

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