MENU

サッサと捨てて、シンプルに生きる最終回、なにも不安に陥ることも、怖れることもない、すべては無意識の中に答えがある。

Aさんを始め、不安の中にいる人や、自己否定感の中で苦しむ人へ。

最終回の贈り物です。

生きる上で、

何一つ、不安になることは、ありませんよ。

そして何一つ、世界はあなたを否定していません。

すべては、

あなたの脳の中に刷り込まれた恐怖と、

不安の思い込みとその予想(仮想)とシュミレーションが

不安を引き起こしているだけです。

前にも書きましたが、人間は先に行動や行為があり、

それを0.5秒に意識し始めます。

つまりすべては無意識の中の動機から

始まるのです。

だからこそ、

自分の無意識の中に何がデータ化しているか、

何がデーターベースになっているかが、

問題なのです。

まあ、ひらたくいうと、自分は自分の脳の中に

何を、仕込んでしまったか、が全てなのです。

だから、自分の脳の癖とでもいいましょうか、

そういうものを見つけて、ちゃんと修正すればいいのです。

そしてもう一つ、書いておかねばならないことは

他者と世の中についてです。

世の中というものも、人々の思い込みが起こす幻想です。

無意識の中に不安を抱く人々がおおければ、

社会はいつまでたっても不安が蔓延します。

また、

無意識の中に他者への攻撃や支配欲や征服欲が多い人間が

沢山いる限り、争いや戦争は亡くなりません。

自分の中に攻撃性や、支配欲や、征服欲やそういうものを

持つ人々は、それを代理してくれる政治家やリーダーを

選び、そこに依存します。

さらに自立心や独立心が欠け、自分で道を切り開くリスを負わず、

他者や社会に依存しようとする人間が多いと、

社会はどんどん脆弱になり、筋が通らない社会を作り出してしまいます。

今の日本と日本の政治が、こんなにもひん曲がってしまったのは、

日本人の志が低くなり、

自己保身や傍観者でいた方が得であると考える人間が多いからです。

こころざしを以て社会を変えていこう、作り上げていこうという人々が

いなくなったからです。

残念ながら、今のそういう日本の社会が、

まさに不安を作り出しているのです。

それでもね、

それでも、自分の中に、

自力で生きる生命力と、

何があっても、自分を信頼し、

自分に依拠し、そして

自分に備わっている脳力(能力)と体力にエネルギーが満ちていれば

どんなことがあっても乗り越えていけます。

だからこそ、自分の脳の中のアルゴリズムのベクトルを、

逞しく生き延びる方へと

変えていかなければならないのです。

そしてその上で、ちゃんと心得ていてほしいのは、

もうそういう脳と身体になっていることを変えるのは

至難の業であるが、しかしあきらめないと、いう事です。

脳の神経細胞のニューロンの先には

神経細胞と神経細胞をつなぐ、ボタンやスナップの役割をする

シナップスというのがあります。

シナップスは繋がっても切れやすいという性格があります。

つまり何度も何度もやらないと、すぐ切れるのです。

だからこそ、いったんそういう気持ちになっても

脳の修正を根気よく、何度もやらなければ、なかなか

シナップスがしっかりと固着せず、

もとの自分に戻ってしまいます。

それは自転車乗りのように、

何度も何度も試みるうちに、

脳と身体の中にその自動化が起きてきます。

その自動化が起きるともう、無意識の裡に

そういう自分になれるのです。

まさに自転車をスイスイと乗りこなせるように、です。

そして何年もかけて思い込んだことは、

その修正も何年もかかります。

それを覚悟しておいてくださいね。

おそらく人生とは、自分の生き方を常に

善き方へと修正する旅であると

思います。

そして、人間は生まれながらに、自力で生きる生命力を備えています。

赤ん坊は、ほおっておいてもハイハイし、立ち上がり、

自力で生きようとするでしょ。

人間は本当はすごい脳力をもっているのに、

おせっかいな大人が、それを邪魔し、そぎ落としてしまうのですよ。

自分の中にある、もともとの生命力と脳力を取り戻す。

そのために、

どうぞあきらめないで、常に光を目指して

生き延びていってください。

次回はおまけとして、

なぜ日本人は、他者や社会を忖度ばかりするのか、について

書きたいと思います。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

コメント

コメントする

目次