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◆宗教とはなにか、について書きます。・脳の観点と・心理の観点から書きます。

◆宗教とはなにか、について書きます。

・脳の観点と・心理の観点から書きます。

実はこの事をいつか書こうと思っていましたが、

大変衝撃的なことでもあり、書きあぐねていたのです。

しかしこの度、新興宗教が原因で、

大変なことが起きてしまいました。

だから思い切って大胆にそしてかつ、

分かりやすく宗教の本質について書きます。

宗教を信じる人も、信じない人も、

最後まで、読んでいたいただけると嬉しいです。

項目は以下の通りです。

● 宗教とはなにか、

1,脳の観点から、

2,心理の観点から、

3,人間にとって宗教とはなにか

4,死後私たちはどうなるか。

では、

宗教とはなにか、その1脳の観点から。

・人間は夢(仮想世界)を見る特殊な動物です。

人間は未知のこと、未来のこと、つまり

分からないことは、夢にして仮想し、

ファンファジーとして物語を作り、

それを思い込みながら生きています。

つまり人間の脳は仮想の天才なのです。

そしてその仮想世界を

まるで本当のことのように

思い込みながら、現実をしのいで生きています。

※ 脳にとっての一番の危機は、

その人間の脳に混乱が起き、

脳と身体の秩序が乱れることです。

だから

脳はその人間の混乱を防ぐために、思い込んだことが

まるで真実であるかのように

錯覚させます。

さらに、脳は、その錯覚がまるで本当のことであるかのように、

意識で合理化して説明します。

脳は平気で自分自身をだまし、嘘もつくのです。

人間は、誕生以来、未知なる世界を

手探りで生きるしかありません。

前に進むためにも、明日生きるためにも、常に

現実や未来を仮想し、シュミレーションする、という

脳の機能が発達しました。

人間関係も自分の思いこみで、

仮想しながら結んでいきます。

※他者のことは本当は皆目分からないのですが、

自分で、こうではないかと解釈して、関係を結ぼうとします。

科学が発達していない古代から現代まで、

人間は未知の世界、解明できない現象を仮想しては仮説をたて、

凌いできました。

例えばそれを神秘化して宗教にしたり、

芸術や文学で模索したりしながら

リアル現実と仮想現実のハザマで生きてきました。

つまり、人間は生きる為に、

・神を作り、仏を想定し、分からないことを神秘化し、

その超越者の目線で、

未解明の現象を説明し、どう生きたらいいかを

模索し続けてきたのです。

結論から言うと、

神も仏も天国も地獄もすべては

人間の創作した幻想です。

幻想だから、当然この世にはそういうものは

あり得ません。

なぜ、人間は宗教を生み出し、

それに依存して来たかは、

それは、

人間が弱い(脆弱で卑小な)存在だからです。

2,心理の観点から。

なぜ、人間は神や仏などの神秘世界を

必要としたか。それは、

私たちは、不完全であり、限界があり、常に

自分の脳データーだけが頼りです。

しかし世界はその個人の脳データーをはるかに超えて、

複雑であり、複層的です。

だからその複雑さの前で、

人間は迷い、さまようのです。

そう言う人間が、

自分達の限界を超え、

不安な心理と存在を補完し、

不安を拭い、

自分の心を安定させるために

様々に宗教の超越者たちを創造しては、

生き延びてきたのです。

そして集団で生きるしかない人間は、

そこに神の掟を作り出し、

人々を統制し、秩序を維持して来たのです。

だから、人種、民族、地域、国家の違いで、

様々に宗教は異なるのです。

異なるのは当たり前ですね、だって

気候風土や環境や歴史が違い、

それぞれの思い込んだ世界が異なるのですからね。

では宗教は不必要であるか、という

そうではありません。

3,人間にとって宗教とはなにか。

宗教は人間の知の文化遺産であり、

その本質は祈りである。

人類史はそのまま宗教の歴史でもあります。

人間は弱く、ちっぽけな存在ですから、

優れた宗教には、人間の生き方を指し示す指標があります。

キリスト教にも、仏教にも

生きる為の手引き書としての教えが記されています。

そこには、

歴史と共に人間が築いてきた<知の遺産や文化も集積されています。

そしてj共通に有るのは祈りです。

祈りこそは純粋であり、

その人の魂の<ひたすらの世界>です。

日本の宗教は稲作と共に生まれ、

常に稲作文化と共にありました。

さらに日本独特の和歌世界をも作り出しましたね。

そこには日本の情緒や詩情世界が育ちました。

また脳の観点から祈りを見ると

人間は祈るとき、そこには脳の集中がおきます。

祈る中で、人間の脳と身体には統一が起き、

その人の不安が解決されていきます。

瞑想の原理と同じですね。

脳の集中が起きると脳はフル回転で、その答えを

見つけようと働いてくれます。

つまり脳の中が純粋であればあるほど、そこには

奇跡が起こりうるのです。

宗教は人間が考え作り出した幻想であること。

神や仏やその他の神秘的存在も

人間が創り出したものであること。

人間はそれらのものに罰されることなく、

天国も地獄もないこと。

宗教の本質は、世俗的価値を超越した知の世界であること。

反対にいかがわしい宗教は、お金やその他の世俗的なものが

まとわりついていること。

では、人間は死んだらどうなるのか。

4,死後私達はどうなるのか

人間は死んだら、火葬にしろ、土葬にしろ、

分解されて、原子になります。

そこは天国も地獄もない、永遠なる原子の世界です。

自我や感情からも解放された、

静かな、静かな、原子の世界です。

言うなれば原子のロマンの世界です。

最後に今回の事件で、宗教と政治の密着が明らかになりました。

政治という極めて現世的な手法世界において

何が正しい選択であるのかは、私には分かりません。

ただ、政治にかかわる者、為政者には、

高邁なこころざしと伴に

為政者の良心が問われると、私は思います。

はたして、今の日本の為政者に、そういう良心が効いているのか。

それが問われている事件であったと思います。

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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