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宗教とは何かその3,政界が一日も早くカルトの汚染から抜け出し、新しい政治と政治家の時代へ向けて、出発してほしい。

この数日の報道で、

今回の安倍氏事件のその闇の深さに、言葉がない。この国はどうなるんだろ。

たしかに、為政者は、あれもこれもみんな引き連れていかねばならない。

政治家は、善も悪も、清も濁も、国民皆んなを引き連れて、

時には手を汚す事も、国家経営をする、ということだと思う。

しかしそれでも、最低の倫理ラインは持っておかねばならない。 

政治家の良心と言うべきものを

持っておかねばならない。

他方、政治家だけではなく、カルトに入信し献金する国民の知性も、相当劣化していると思う。

あのオーム事件は、国民の教訓にならなかったのだろうか。

前回書いたように、

脳は、マインドコントロールに対して、セキュリティが甘いのです。だから、

よほど自分の中にしっかりした現実認識を持っていないと、やられでしまいます。  

教祖達は、言葉巧みに

ちょっとした心の隙間にスルリと入り込み、その人の観念を乗っ取ってしまいます。

心の隙間とは、自信の無さや依存人が強いひとや、孤独で寂しい人がもつ心の空白です。  

脳の解明が進んでいる今日、

少なくとも脳科学者や、心理学者、社会学者達は、

それらの観点から、

神やその他の神秘的存在に対する明解なメッセージを出すべきだと、私は考えます。

少なくとも、これからの新しい未来にむけて

出来るだけ、わかりやすく、人々に説明すべきだと思います。

勿論、キリスト教やイスラム教など、国家的規模の宗教までになっている国々や人々には、

大きな動揺や反動がおきるかもしれません。

しかし、前回書いたように、優れた宗教は、文化遺産なのです。

人間の精神の拠り所として、科学とは別の次元で、

脆弱でちっぽけな存在である私達の、道標と祈りの場として、

大切な役割があると、思います。

この国の未来のために、

政界が一日も早くカルトの汚染から抜け出し、

新しい政治と政治家の時代へ向けて、出発してほしい。

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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