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◆いつもウ・ヨンウちゃんに励まされ!韓国ドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」その5。

私達の人生に光と影があるように、

自閉スペクトラム症のウ・ヨンウの人生にも光と影がある。

だから実際には自閉スペクトラム症障害の現実は、

こんな綺麗ごとではない、という人もいるだろう。

確かにそうだと思います。

しかし、言わせてもらえば、人はどんな人も、 

光と陰の中を生きる。

障害がある人も、そうでない人も、

生きるとは、誰しもが、そうなのだと私は思う。 

自閉スペクトラム症の女の子を

ドラマにすることは大変難しい事であったと思う。

下手をすると、クサイ社会ドラマになりかねない。

障害者がこんなに頑張っているとか、社会差別をやめようとか、或いは、

障害者ウ・ヨンウの美しいヒューマンドラマになりかねない。

多分日本だったら、そういう匂いがプンプンするドラマになりかねない。

しかしこのドラマは違う。

障害を持つことは

さまざまに、困難な事に直面せざるを得ない。しかし、それでも

ウ・ヨンウは普通に生きようとしている。

それもかなり凛々しい独立心を持って。

時にむしろ、その障害が、彼女を煌めかせている。

なぜこのドラマが、

ほかのドラマに比べて次元が高いかは、

自閉スペクトラム症のウ・ヨンウが、

障害を持つが、弱者として扱われていない事、です。

存在が丸ごと肯定されている。

介護の日々、神経が疲れ果てる中、

夜のささやかなひと時にこのドラマを見る。

極めて真っ当なウ・ヨンウに、ホッとする。

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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