MENU

◆田下憲雄エピソード2、ダメだったらピッチャー交代!

憲雄氏の大嫌いなのが、

序列型のピラミッドです。

つまり、序列の権力ピラミッドが

大嫌いなのです。

では組織をどうするか、というと、

彼は、限りなく平場に近い台形を考えていたようです。

台形とは、

序列ではなく、

さまざまな能力や才能の●地層が重なってできる丘のような、

台形です。

さらに下からの声が上に届きやすい

台形です。

この発想は、私との雑談の中で話され事で、

もしかしたら社員の皆さんには伝わっていなかったかもしれないので、

是非お伝えしておかねばと思って書いています。

もし、もうお分かりの事だったら、

ごめんなさい。

役員や管理職と社員の位置関係は、

上下の関係にあるのではなく、

それぞれの責任を持って、

役割を果たすということにつきる、と言っていた事です。

もし管理職や役員になった人が、

うまくいかない場合は、役を交代してもらう。

それは、降格という事ではなく、

また、

上下関係が変わる事でもない。

それを彼の大好きな野球に例えると、

ピッチャーとキャッチャーの交代のようなもんだと、いうのです。

例えば、

ピッチャーとして力を発揮してできない場合は、ピッチャーを降板し、

キャッチーになるとか、

外野に行くとか。

そういう、

単純な役割交代に過ぎない。

また、キャッチーだけど、今ひとつ肩が弱い場合は、

一塁手に交代、ということで、一塁手として力を発揮してもらう。

要は、その人達が、適材適所で働けるように、

人事配置をコントロールするだけだという事です。

そういう風に発想して、より強いチームへと、配置換えするだけだというのです。

しかし、これまでの日本の会社文化は、

なんだか、管理職や役員なりが出世して、

上位であるかのような思い込みがある。

勿論それだけ責任は重くなりますが、

そこに、上下関係を作りだすような勘違いがあり、

例えば、降格したら、人格まで否定されるような屈辱がともなう。

そういう発想はやめないと、と言ってました。

つまり、

下が上にひれ伏すような関係性は、

害にしかならない、と言っていました。

私は会社組織の事など分からないので、上手く伝えられませんが、

日本的上下のピラミッドは、

徳川支配体制江戸時代の名残りで、古臭く、時代錯誤である事。

現代は、

ビジネスネットワークチームとして、常にその人らしい才能を活かした

フレキシブルな人の起用を、憲雄氏は考えていたように思います。

すみません、私は全く会社のことは

分からないので、フンフンと聞いていた事を、お伝えしましたが、

如何でしょうか。

序列意識やそのピラミッドの根底にあるのは、

古臭くさい権力の支配構造です。

もし、本当に生産性や創造性を高める為に、

社員さん、一人ひとりの個性と能力が活かされるといいね。

会社だけでなく社会も、

序列意識から解放された

健康な社会になるといいですね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

コメント

コメントする

目次