MENU

田下憲雄の最大の誤算は、後継者が取り巻きを作り派閥を作ったことです。

田下憲雄の最大の誤算は、

後継者が取り巻きを作り派閥を作ったことです。

まさか、そんなに弱い人間だとは思いもよらなかったと思います。

憲雄氏の人間を見る目が甘かったと、私は思います。

憲雄氏は、会社の業績を上げる事より、働く社員の利益と幸福の方が優先だと言っていました。

会社の宝は<人>なのです。

しかし後継者は、それを理解できず、憲雄氏に対抗意識を燃やし、

憲雄氏の業績を超える業績を出すように,

自分をシフトしたのでしょう。

社長が取り巻きを作り、役員が派閥を作る会社は、

滅びます。

先日、2021年のパンフレットを彼に見せました。

その中に役員一同の写真がありました。

そこで私が、この中で、役員として✖️の人はいますか?と聞いたら、

二人を指しました。

その理由は、と問いましたら、

一人は、語学力はあるが、経営理念も、経営能力もない。

もう一人は、典型な、御意御意人間だと言っていました。

※御意御意人間とは、憲雄氏が見ていたドラマ「ドクターX」に出てくる、上に忖度ばかりする人間です。

ただ2021年のパンフレットですから、その方々が、今も役員かどうかは分かりません。

ただひとつ言えるのは、

経営理念や経営能力がない人間や

御意御意人間が上に立つ会社は、

社員が苦労することは間違いないです。

それでも会社の業績がいいのはまさに、社員が頑張っているからです。

私は社員の皆さんに申し訳なく 頭を垂れるしかありません。

何度も書きますが、憲雄氏が愛したのは社員の皆さんです。

社員の皆さんがイキイキと生き、溌剌と仕事をする会社が

インテージの本来の姿であり、

それこそが、

持続可能な企業です。

この八年間、憲雄氏の頭の片隅には自分の失敗がずっと尾を引いていたかもしれません。

もしかしたら、今回の脳腫瘍の遠因はそこにあるかも知れないとも思います。

ただね、彼も私も本当にインテージを素敵にしたかったのです。

だから、

色々と紆余曲折があると思いますが、  

どうぞそれを乗り越えて、

日本を牽引して輝く光の会社になってください。

インテージに、栄光あれ!

         終わり。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

コメント

コメントする

目次