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新しい世紀の貌

最近、遅ればせながら、韓国のドラマ「愛の不時着」をみている。

最も興味深いのは、

北朝鮮の民衆の暮らしです。

恐らくドラマの製作にあたり、

ちゃんと取材したでしょうから、

なまじ想像のみでもないでしょう。

今、北朝鮮の小僧が、バンバンミサイルを打ってきますが、

この70年間、独裁者の下で、耐え忍んできた北朝鮮の民衆の凄さを思います。

言論の自由がない密告社会や

厳しい監視や規制や統制のなか、

汚職やワイロが横行しているかもしれない。  

しかし、

まるで戦後すぐの日本のように、

物資が貧しい中を耐え、

持ち堪えている北朝鮮の民衆は

凄いと、思う。

彼らは決して軟弱ではないだろう。

おそらくアメーバのように変幻自在に身を捩らせなが、

監視社会の中を生き延びできたと思う。

とすると、

豊かで、イヤ、放縦な物質文化の中を、

平和ボケした日本人がかなうはずがない。

●危機の中でこそ脳は活性化する。

もしかしたら、北朝鮮の若者は、

現代的なテクノロジーの知識はないかもしれないが、

知能は高いかもしれません。

もし、北朝鮮問題が解決したら、

日本は、アッという間に、

乗り越えられてしまうかも、

しれない。

   ○○○

北朝鮮はどうなるのか。

台湾有事はあるのか、

そしてウクライナは、  

イスラムは。

私にはそれらのどれもが

20世紀的世界の巨大な残骸のようにしか思えない。

新しい世紀へと進むためには、 

この残骸を解決し、処理しなければならない。

どう解決するか。

※政治的には、アメリカと中国と台湾が、日本の頭越しに手打ちをするかも知れない。

そして、世界の勢力圏は、ヨーロッパが後退し、アメリカと中国下に移行するかもしれない。

これはいずれも私の独断ですが。

そして今、

その残骸に四苦八苦している私達の

背後から新しい世紀が

影のように近づいている気がする。

新しい世紀は、どのような貌をして現れるのだろうか。

新しい世紀が、輝かしい光となるのか、

もっと深い闇となるのか。

私の希望は、

新しい世紀は、この困難をなんとか乗り越えた、

新しいデモクラシーを生み出してほしい。

その為にも、

とにかく私は、日本人に目を覚まして貰いたい。

今のままじゃ、ダメだよ!

このままだと井の中の蛙だし、

茹でガエル症候群だと思う。

政治も経済も今陥っている、

古臭い20世紀的な世界を、どこかで打ち壊し、

脱出しないとね。

そして文化は、昨日書いたように、

長い2000余年の伝統で磨いてきた、

奥ゆかしい、美しい感性の日本の世界を

是非とも、取戻してもらいいたい。

老人も、若者も、皆んなで考えてほしい。

そして、賢い国になって欲しい。

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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