遠野の<勘六縁>から新米が届きました。ササニシキです。
さっそく食べました。
めっちゃ美味しゅうございました。
全く肥料も農薬も使わない自然栽培ですから、今10年めだとしても、
まだまだ菊池夫妻と大自然との戦いが続くでしょう。
30年を視野に入れての菊池夫妻の 稲作です。
これからも、コツコツと経験値を積み上げていかれると思います。
さて、私の頭の中にはこの国の未来イメージが浮かんでいるのですが、
どちらかと言うと、悲観的なものが多く、それを書くと、みなさんが落ちこむと思いますので、
希望的に見えている事を書いてみます。
ひとつは、この<勘六縁>をはじめ、農業を中心にした
地域産業の成功です。
もう何度も書いていますが、AIテクノロジーによる農業もどんどん進化する一方、その対極に、陽佑君達の
自然栽培の農業も着実に成長すると思います。
本当は、陽佑氏と憲雄氏とを会わせたかったのですが、今となっては残念です。
憲雄氏が言っていたのは、
日本は、どうしても、起業した者が
職人的に自分の事業を追求する事には長けているが、
それが長期に渡って持続していく為の戦略的な広がりやスケールを持つ者が、
なかなかいない。
だからどうしても、その個人の事業で終わるか、
或いは一代か、二代めで終わり、いわゆる個人レベルのところで限界がくる。
※日本人は、根本的に、産業という事の本質が分かっていないのです。
だから、
その個人は優れているが、それが地域で広がり、
着実に産業化させる事ができない。
それが産業として台頭し、着実に根を張り、着実な産業として持続的な生産性をあげていく為には、
リーダーの度量(スケール)が、
必要である。
日本には、職人的に極めていく人は何人もいるが、
リーダーとしての構想とスケールを持つ人は、なかなかいない。
産業として台頭していくには
個人ではなく、
その地域で、
ある塊になって台頭する事が必須である。
だからリーダーは、
多様性を許容する度量をもち、
同じ志をもつ人々を
同心円的に包括しながら、
自分も皆んなをも引き連れてゆく度量が必要である。
もっとひらたく言うと、
<勘六縁>を中心に小友地区で、
自然栽培の産業村をつくれ、
ということらしい。
そして私は、陽佑氏からこの事業は30年のスパンで考えていると聞いた。
また、小友地区の30パーセントを
自然栽培の稲作にしたいビジョンも聞きました。
まさに、その通りで、この長期ビジョンと目標こそが、大切なことなのです。
物事は、一朝一夕にはいかない。
そのことを熟知した上で、
何十年かを射程におき、
知識と経験を積み上げていくなかでこそ、
ことが成就していく。
遠野の小友に、自然栽培に特化した村が現れる。
これこそ、未来の成功モデルであり、
私に見えている「どこかにある美しい村」なのだ。
そして私はもう一つ「美しい村」になりそうな地域を見つけた。
それは次回書きます。
かにある美しい村」なのだ。
そして私はもう一つ「美しい村」になりそうな地域を見つけた。
それは次回書きます。

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