MENU

◆正しい会社、インテージ!

10年かかりました。私は10年待ちました。

10年間待ち、やっと今、

憲雄氏退任の際に、やり残した、

⭕️インテージの歪みの是正を、

お伝えできた、という事です。

なぜ10年も待ったかというと、

当時の状況からして、

憲雄氏一人戦うには、余りにも脆弱であり、

社員の皆さまにご理解していただく事は難しかろうと,考えたからです。

それが広く理解、共有されていくには、

時が必要だろうと考えたからです。

そしてもう一つの理由は、憲雄氏が人生を懸けて作り上げた,

インテージの高い理想と理知を、

決して諦めたくなかったからです。

必ず,どこかで、

あの生き生きしたインテージを

取戻したいとこの10年ずっと考えてきました。

前回書いたように、

10年前、憲雄が中国での仕事を解任され、

彼の思いやこころざしを折られた事が、

憲雄氏退任の決意になりました。

当時、彼の意に反して、

後継者が取り巻きを作ったり、派閥が出来たりと言う、

本当に残念なことがインテージで起きてしまいました。

憲雄氏はもう本当にガッカリしていました。

私は、戦えといいました。

しかし

憲雄氏は、自分にはもう戦う体力も時間もない。さらに今何を言っても、

社員が事の全容を理解出来ないだろう。そして悪くすると、

いたずらに現場に混乱が起きる事。

だから、今は、

インテージの社員を信頼して、老兵は去り、後は、

インテージの正しい遺伝子を持つ社員達に託そう。

彼らは、きっとこの不条理を押し返す力を持っているはずだと。  

その時,私の頭に浮かんだのは、

大事なのは、役員じゃない。

社員の皆さんだ。という事。

憲雄氏は,社員の皆さんを愛し、

共に生きようとしました。

憲雄氏在任時のインテージという会社が、

どんなに素晴らしいかったかを、社員の皆さんならきっと思いだすであろう。

退任した憲雄氏にできることは、

それは、もしかしたら、

彼の命が尽きる時かもしれない。

しかし、その時こそ、もう一度、

憲雄氏がインテージへ、メッセージを贈るチャンスが来る。

だから当時の私はとにかく、

映画「真艫の風」を撮り、

それを社員の皆さまに渡し、

10年待ちました。

これが皆さんを巻き添えにせず戦う、

私の最後の贈りものです。

「真艫の風」は、憲雄氏でも、

私達家族でもなく、

インテージの社員の皆さんの為に作った映画です。

当時の事情から、家族でカムフラージュして撮りました。

そして今回やっと、その時が来ました。

     ○○○

社員の皆さんへ、

人間は、正しい人に会った時、

正しいことに遭遇した時、

成長します。

反対に、

正しくない人、

正しくない事に遭遇すると、

苦しみ、成長が止まります。

なぜなら,人間は、どこかで、

正しいことと、正しくないことを、

ちゃんと知っているのです。

会社も同じです。

会社が正しくないと、ダメなんですよ。

どんどん人が荒み、成長が止まります。

だから,憲雄氏も私も、正しいことを貫き通したい。

その為に、正しいインテージの姿をこの10年間も、

諦めませんでした。

だって,人生をインテージに費やしたのですから。

今回,憲雄氏の発病を機に、インテージについて,

憲雄氏から聞いた事、

彼が考えていた事を,正直に、率直に

次々と書く事が出来ました。

そうしたら

⭕️インテージの事を書く度に、たくさんのアクセスが有りました。

普段は100以下しかアクセスが無い私のブログに、

多い時は450近くのアクセスがあり、ビックリしましたが、

すぐ分かりましたよ。

あゝ,インテージの皆さんが読んでくださっているのだと。

ありがとうみなさん。

本当に嬉しゅうございます。  

      ○○○

役員の皆さんへ。

皆さんは社員の方々の大切な人生を背負っていることを、

忘れないでください。

その人生が,会社の中で潰されたり、萎縮させないで下さい。

社員がイキイキと仕事をする会社。

正しい会社にしてください。

誰もが学び成長する出会いの会社であるインテージ。

そこにこそ, 

パワーが湧き,成功があります。

     ○○○

あーこれでやっと私の肩の荷がおりました。

あとはみなさんが、底力を発揮してくださいね。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

コメント

コメントする

目次