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芸術生活その2、森鴎外のビーフシチュー!

ある青年と話した。

その時話題になった三島由紀夫について私が、

三島はほんとは才能があるわけじゃなく、才能ある自分になる為に、

凄い努力したんじゃないだろか、と言ったら、

彼が、鴎外の娘の森茉莉さんも同じ事を言っていた、と教えてくれました。

やっぱりなー。

森茉莉さんも世評に惑わされず、

自分の目で見てるんだと思いますよ。

そして、本当に才能がある人は、なんちゅうか、軽やかだからね。

才能とは、備え持った能力だから、あまり努力などしないでも、

サササ、って現れてくる。

だから、たとえ重たいもの書いてもそこに風が吹き抜けている。 

逆に、

努力の賜物は、どこか隙がなくて重いのよ。

森茉莉さんで思い出したのが、鴎外家のビーフシチュー。

キャベツ一個を四つくらいに分けて切り、牛のももやスネ肉の塊に塩胡椒してぶっ込んで煮込む。

ただそれだけだけど、美味しいのです。

ちなみに私はそこに昆布一枚入れて煮ます。

余計なものが入っていないそれを、

コトコトと1時間以上煮込む。

何時間くらい煮込んだかなぁ。

以前はよく作ったけど、忘れちゃった。

ついでに言うと、鴎外の文も重くない。

重くないが、重厚で切れ味が鋭い。

漱石の文も細密でテーマはかなり重いけど、脳が洗練されているから途中で躓かない。

「行人」などはあの時代によくここまで突っ込んだなあと思う。

三島の文は、読んでいて少し辟易した。それは、もしかしたら私が女だからかもしれない。

ちなみに言わなくても分かるでしょうが、森茉莉さんも女性です(笑)

男作家は、彼の無意識の中に、

女性への尊敬があるかどうか?

そこら辺が、分かれ道かな、とも、

私は思う。

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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