若い頃のことです。
最近エゴンシーレの展覧会広告がFacebookに出てきているので、思い出しました。
不安に襲われて、
逃げるように、会場からでた。
なんだかエゴンシーレの赤が、
まるで血の色、血管の赤の様に思えたからです。
そこにいたのは、精神を病んだ青年画家の様に思えました。
その時、たしかクリムトも一緒に展示されていて、
私の目には、クリムトもまた、異様な恍惚感の中にいる画家で、
やはり気味が悪かったです。
シャガールも、表面的には美しい色彩や幻想の世界のように見えるけど、
よく見ると、
描かれている動物達の目は、悲しそうで、かつ攻撃的でした。
ゴッホの絵を見た時、
夜のカフェの絵は、底冷えするような孤独感が漂っていて、
ゴッホも、よくがんばって生きていたなぁ〜とも、思いました。
他の人達は、どんな風に感じながら、これらの絵を見ているのだろう。
時にして、
絵が突きつけてくるものに、
私はたじろぎます。
思い返すと、私自身、
こんなにも、
壊れそうな神経の中、
よく、ここまで頑張って生きてきたなぁ、と、
思います…笑!

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