何かおかしい。
何か狂っている
何か鈍い。
6700円もするうな重をいつも注するスターは誰か!と
いうのをやっていた。
それが終わった後すぐのニュースでは、
飢餓状態のガザで、
海に落とされた援助の食糧を求めて殺到した市民が、
12人も溺死したと伝えていました。
私は悲しく胸が締め付けられるような思いがした。
そしてあまりにも違いすぎるガザの飢餓と、
うな重の現実とが瞬間的に私の中で対比され、
何かわからないが、その番組に
嫌悪と怒りが湧いた。
今だにそういう見せびらかしの番組に甘んじているテレビにも、
そのスターさんや、タレント達にも…。
飢餓に晒されているガザの人々と、
うな重は全くの偶然であり、
そこには何の意図も関連も,
連続性もないのだが、
いやーな気持ちになった。
ガザの事はすぐSNSに載せたが、
たった5人のイイネがついただけであった。
何かおかしい。
◯
日本の社会もおかしい。
まず、これからは、
若い貧困層にとって益々暮らしが厳しくなる事は、
間違いない。
そして、もしこのまま、異常気象が続き、人口減少社会やAI社会になったら,何が起きるか。
それは火を見るより明らかです。
もう既に気象や戦争による食糧危機の問題が起こり始めている。
そんな日本の行先で、
日本の若い人々が、
希望や生きるエネルギーが乏しくなったら
この国はどうなるのか。
若い人々に生きがいや、
労働の意欲がなくなったら、
どうなるか。
何か私達は間違えていないだろうか。
現実にものすごく鈍くなっていないか。
◯
はっきり言います。
大谷フィーバーのことなどどうでもいいです。
しかし今、
しっかりと眼差しを向けなければならないのは、
大谷君のようなはなばなしさなんか
ちっともない、
日本の若い人々の現状です。
日本の片隅で,
ブラックや低賃金の中でも、
健気に働く青年や女性達の
頑張りです。
アルバイトで食い繋いでいる若者もいます。
そういう名も無い若い人々こそが
頑張ってくれていると私は思います。
そして日本は彼らの肩にかかっている。
だからこそ私達はもっと厳しく世の中には向き合い、
若い働く人々が生きがいを持てる社会や労働環境を、
作り直さなければならない。
それにはどうしたらいいか。
そこに成熟した人間(老人)は、
しっかり目を向けなければなりませんよ。
今の日本の若い人々の現実と現状に
しっかりと目を向けて、
この日本の社会を立て直すとしたら
今しかない。
更に私達団塊の世代はもう時間がない。
そういう厳しさにしっかりと向き合う事は
今しかないと私は考えています。」
老人だって力はあります。
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