今回の朝どら「おちょやん」は久方ぶりに面白い!

今回の朝どら「おちょやん」は久方ぶりに面白い。

これまでの,ズブズブのぬるま湯的な脚本ではないのが、いいです。

そして浪花千栄子さんのその生き方は、まさに

女性の自立のそのものの様です。

彼女の少女時代の

「私が捨てられるのではない、私がアンタをすてるのや」、という台詞は

見事でした。

男の幻想と甘ったれが蔓延する世の中の文化は、

女に修羅場の現実を突きつけてくるが、それでも

満身創痍になりながらも、男への幻想をサッサと捨てて

男世界を乗り越えてゆく。

カッコイイですね!!

こういう見事な自立的女の生き方をしたのは

皮肉なことに女の自立を謳った平塚らいてうではありません。

彼女が展開したのは、世の中の厳しさを知らず、頭でっかちの女論でした。

反対にらいてうが批判した樋口一葉のほうこと、まさに

女として社会と格闘しました。

家族を養うために、半井桃水への思慕と幻想をあきらめ、女流作家として

凛と立ちました。

さらに、自分をあきらめて徳川時代の締めくくりをした篤姫も

自立していました。

そして秀吉の妻寧々さんも、山内一豊の妻お千代さんも前田利家の妻のお松さんも。

もうこういう豪快な女たちこそ、私は尊敬する。

子供の頃いつも、8時になるとラジオで聞いていた

「お父さんはおひとよし」の花菱アチャコとの抱腹絶倒のそれが、実は、

大変な苦労の末の演技であったことを今回知りました。

あの楽しかったひと時を感謝し、

ほんとうに、ほんとうにご苦労様でした。

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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