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あるリーダーの為に書きます。

田下憲雄氏の言葉に、

「心ざしは高く,視野は広く、目線は低く」というのがありますが、

その中でも,社長を始めリーダー達の目線が低い、という事が実は、その会社が成功していく為に、とても大切なのです。

どうすれば成功していくかの経営技術や企画力、企業内の人間関係については、

山ほどの本やコンサルが氾濫していますが、

私はそれとは別に、

⭕️人間の深層心理と、無意識に潜んでいるものこそが大きな鍵となると思います。

それは、リーダー達が潜在的に持っているある種の🔴序列意識、序列的価値の感性が、

実は鍵になると考えています。

つまり、リーダーが無意識に自分の自我内に育ててしまったその序列意識や感覚を、

そのままにしていると、

本人が気が付かないうちに、

才能を見つける事を阻害したり、或いは、

才能ある人材を踏み潰したりして、しまいまうだろう,という事です。

リーダーになるような人は、優秀な人が多いのですが、

その優秀さが裏返った自意識や、プライドや矜持が、

その人間の眼を曇らせてしまうのです。

そういう人はある種の競争を勝ち抜いてきており、

そこにある序列の潜在意識が、本人の無意識に刷り込まれているはずなのです。

本人がきづかないうちに、   

それに基づいた人間選別の、

線引きをしている可能性があります。

それが深刻なのは、

⭕️自分の序列形態の外側や価値の下方にある人間や、

もしくは

⭕️その系列の埒外にある人間の価値や才能が

見えないことです。

本当に優れたリーダーはまず、

自分の自我の中にある序列の価値体系に気づき、その思い込みを外していきます。

もっと厳しくいうと、

🔴自己の価値意識の全否定を、

厳しく自分に課していくのです。

これはね、ものすごい自分の自我との格闘であり、自己試煉です。

し、か、し、

それが出来てきた時、視野は広々となり、また、

人間に対する先入観も消えて、逆に、

⭕️今まで見えなかった、さまざまな他者の才能が見えてきます。

つまりリーダーは、

⭕️人間としての成熟がないと、

ついつい自分の自我範囲でしか、

視野が広がらないのです。

🟢ちょっと図に書いておきますね。

前回イノベーションを起こすには、

梁山泊的人間の集団が必要である、と書きましたが、

まさにさまざまなる才能を

見抜き、生かしてゆく為には、

自分の目線を限りなく低くすること。

今回私はあるリーダーの為に書きました。

聡明なるその人はきっと、自分の使命感に基づき、

更に更に真っ白く、自分の無意識から序列意識を抜いてくれると、思います。

しつこいですが、

それこそが、

成功への道であることを、確信してください。

🟢付録

私は私のカウンセリングの恩師から自我の序列意識を叩き潰されました。

確か40歳前後の頃だと思います。

その時自分は才能もなく、人格的にも、この世で最低の人間だと、

本当にそう思いました。

そしてこれまで他者を上から目線で見て、時には小馬鹿にしていた自分が恥ずかしく、いたたまれませんでした。

叩き潰されて沈没して3日くらいたった時、

いや,これまでの自分を捨てて,

最低の私から必ず、

新しい自分へと生き直そうという気持ちが湧いてきました。

以来何かあれば必ず自分を裸にして客観的に見て洗い直します。

もしあの時、崖から突き落とされなかったら,私は慢心のまま、未熟な人格のまま人生を彷徨っていたと思います。

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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