序
この度は大変お騒がせし申し訳ありませんでした。
なぜまだ、癌かどうかの結論がでていないのに、
わざわざご心配をかけるような記事として書いたかというと、
実は、胸のしこりことがが分かってより、
私の中に起きてきた心理のことを書きたいと思ったからです。
それは私という老人が変わり者だからかもしれませんが、
しかしもしかしたら、人生を経て終わる、ということは
こういう事かもしれないな~とも思うからです。
物書きのはしくれとして、書いておこう、という事もあります。
その1
お乳から汁が出る、ということで病院へ行き、乳腺専門の先生に見ていただきました。
すぐエコーを撮ろうということになり、そこで13ミリほどの陰が見つかりました。
もしかしてこれは癌ですか?と先生に訊くと、
そういう疑いもあります。というので、私は
もし癌であれば、私は手術はせず、癌と一緒に生きます、と言いましたら、
先生は、驚いておられ、
まあ、とにかくもっと詳しく検査してみませんか、
良性のものかもしれないから、とおっしゃいました。
それでさらに精密なエコーで検査すると、カテゴリー4のしこりだという事でした。
カテゴリー4は、良性と悪性の間のグレーゾーンで、
もしかしたら悪性かもしれにないと。
今度は鍼をさして、細胞組織をとる検査をしましょうおっしゃいましたが、
私は、もうその時、いや悪性ならもうこのままでいいです、といいましたら、
先生から「田下さん、とにかく、奴の正体を見極めましょう」と説得され、さらに
組織を撮って検査ということで、
今回最終的には、乳腺腫であると、わかったのです。
ただ、もしかしたら癌かもしれない、という時点で、私の中には
ある種の覚悟が出来てきました。
癌を受け入れるという覚悟です。そして、
人生の終わりが見えてきたことで、
むしろ、なんだかホッとしたものが起きてきました。
その事を、実は書きたいと思ったのです。
長くなりましたので、その事を次回に書きます。

宇津木の花が咲きました!
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