◆マグノリアの木その~人生が終わるということは悪いことではない、最終回

人間というのはなんてすごいんだろうと思います。

特に古代の人々が考え出した宗教のすごさには感服します。

それらはどこかで、この脳の本質的な構造原理を掴んでいるところがあり、

素晴らしいです。

イエス・キリストの新約聖書も素晴らしいですが(旧約ではありませんよ)

仏教もその洞察力のすごさを感じます。

禅の世界など、まさにそうですね。

また、日本の神道世界もなんてバラエティーにとんでいるのでしょう。

ここから、日本人独特の<和なる脳>世界が始まりました。

タオも素晴らしい宇宙観ですし、

また私は経典を読んでいないので恐縮ですが、

きっとイスラム教の世界も

そうだと思います。

そんな中

ご存知のとおり、賢治は法華経をベースにして書いていますが、

その中の「インドラの網」という童話の背景になっている

帝釈天のことについて書いてみます。

帝釈天は世界の中心の山「須弥山」に住んでおり

その宮殿の周りには

「インドラの網」とよばれる

ネットが張られています。

そのネットの結び目には美し宝石が縫いこまれており

その宝石はお互いに写しあい

またその映しあった姿が他の宝石に映しあうという

まるで鏡の中の世界のように

無限に輝きが続いていく世界がそこにあります。

素敵ですね~。

ここにある宇宙観は

個は個で独立してありながらも、

すべてのものは関係しあい

お互いがお互いを映しあい

響きあい、

相似も相違も違和も混乱も、森羅万象すべて、

あらゆることが必然であるという世界観を

暗示しています。

脳世界(人間の世界)も、まさにこの様だと思います。

脳の中にある、

ありとあらゆることが、

有る必然において、瞬時に選び出され、インパルスで連動、連結しながら、

その人間の人生の解(答え)を出していきます。

そして、他者こそは、自分の鏡なのです。

また、自分も他者の鏡になります。

他者との関係でおきる現象こそが

●自分(わたし)という人間の存在の仕方を映し出しているのです。

合わせ鏡のように映し合っていても、

脳はそれぞれが個としてあり、

更に他者の脳と自分の脳は、個絶(自立)していますから、

お互いが勘違いしたり、すれ違う事などは、当たり前にのことなどです。

そして人間は、誰もが、誰もがですよ、孤独です。

孤独というといかにも感傷的ですが

一人一人が別個の世界を脳の中に描きながら独立しているのです。

そして

孤独であるが(独立しているが)繋がっているのです。

つまり

●不連続に連続しているのです。

この不連続に連続とは宗教学者バルトのことばです。

連続はしていないけれど、

大きな枠組みでは連続しているということです。

これを理解することがとても重要です。

なぜなら、脳は、<抽象性>を作り出すからです。

抽象性において、すべてが不連続に連続しているのです。

※このことは後日詳しく書くとします。

脳のこの特性が、いつか広く一般に理解されように私は祈ります。

今世界でおきている戦争や紛争や、国家間や民族間のエゴと自己顕示などはまさに

低級な脳の使い方です。

辺縁系の動物的欲求そのままの脳の使い方です。

それに依存や甘えも、脳にとっては不毛なのですよ。

なぜなら、自分の脳世界を確立させていないから、

依存や甘えが起きるのです。

脳の原理的な働きのおおもとは、

他者との違いが明確になりそこで初めて、脳の機能の必然が

起きるのですから。

前回のマグノリアの木のように

人生で起きる様々な出来事は、

不幸なできごとさえ、その生命体を生かそうと働きます。

どうぞ

脳が解(答え)を求めて人生が綴られることを

忘れないでください。

そして

生きることはマグノリアの木に花が咲くように、

祝福されていると思っておいて

ください。

私たちの人生、は終わりがあってこそ、完成されるのですね。

どのように自分の人生を終わらせていくか、

この度はとてもいい時間を得たと思います。

皆さんの幸せを祈りながら、

もうほんとうに稚拙な文で申し訳ないですが

残りの人生においては、

できるだけ脳のことや、その他のことをを分かりやすく、

みなさんにピンとくるように

書けたらと思っています。

胸のしこりは、乳腺のおできのようなものだということが

分かりました。

ほんとうにご心配をおかけしてすみませんでした。

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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