シリーズ◆ガラス戸の中より、日本はこれからどうなっていくのかその2、日本の若者に何がおきているか?

先般15年に渡って私がカウンセリングをし、

ニートとして、引きこもりをしていたAさんが就職しました。

今は、正社員までの仮社員ですが、フルタイムの仕事につきました。

長かったですね~。

なぜ15年もかかったかというと、

15年前に私は、両親が離婚をし、

さらに新卒としての就職を逃したことで落ち込む彼女を

カウンセリングしました。

そして私はその後てっきり就職していたと思い込んでいたのです。

ところが10年後に彼女に再会し、まだ就職していないこと、

母親と共に暮らしながら

週4日のアルバイトの他は自宅に引きこもっていること。

さらに彼女の心が大変荒んでいることを知り

びっくりしました。

両親の離婚を始め、就職に失敗したことや、その他のことで

彼女は傷ついて、エネルギーを奪われました。

彼女は人間も社会をも敵視し、企業はみんな悪であると言いました。

人間や社会に対する憎しみや否定の強さに私はびっくりしました。

離婚した母親との共依存の中、漫画やアニメやゲームの中での

妄想世界にどっぷりつかり、昼夜逆転の生活をしていました。

そこで私は彼女を再度カウンセリングする必要があると思い、

まずは彼女を外に連れ出しました。

いろんな世界を見せたいと考えたからです。

そして

この5年間、かなり密着しながら、カウンセリングした後

彼女はだんだん自分の心の閉鎖性に気づき、

敵視していた人に逆に親切にされ、

少しずつ、自分の思い込みの異常さに気づいていきました。

そして社会へ出てゆくことを決心したのです。

社会を体験し、社会の中で揉まれることを覚悟し、

今までの妄想や思いこみの世界から

脱出していくために、

まずは自分でお金を稼ぎ、できたら家をでて自立することを

決心し働きはじめたのです。

この5年間再度彼女をカウンセリングする中、

彼女の中には、オタク、腐女子、BL という若者が文化があり、

そのオタク、腐女子、BLというものを通して、なんとも屈折した

日本の若者文化が見えてきました。

しかしこれはまさに、戦後社会とその教育制度さらに、パソコン文化、情報文化が

産んだ鬼っ子て的な産物であり、

若者の責任というより、

日本が若者をそこへと追い込んだと私は思います。

次回はそのことを詳しく書いていきます。

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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