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◆シリーズ「ガラス戸の中より」これからの日本はどうなっていくのか、その11,未来を見据えて!

これからの日本はどうなっていくのかについては、

かなり厳しいことが予想される。しかし

私は希望を持っている。

おそらく社会は二極化していくだろう。

一方は超高度テクノロジー産業の社会で、

もう一方は、

その対極に発生するであろう、人間を中心とした

人間の手によるアナログな産業社会である。

これこそ私の希望の星なのであるが。

超高度テクノロジーになればなるほど、

一方での、人間の脳の能力の低下は免れないだろう。

人間の体験知や経験値こそ、脳データーを深化(進化)させるからね。

反対に人間が人間たるための

手仕事、手づくり、伝統技術、そして自然栽培などに加え、

試行する人間、考える人間こそは

その劣化を免れると思います。

仕事だけではなく、極力自然と係る生活をすること。

子供たちの教育も頭でっかち、観念人間ではなく、

沢山の体験をし、経験を積み、考察し、創造する人間を育ててほしい。

おそらく求心力を失った議会政治が空洞化し、

移民、難民が増え

都市はどんどん無国籍化して崩壊していくだろう。

しかし、たとえ移民、難民が入ってきたとしても、

日本人の遺伝子とアイデンティティーをもつ地方農村地帯は、

再び力を取り戻すだろう。

これからは人間にとっては大変な正念場となる時代に入ると思う。

もしかしたら堺屋さんの予想したように、

高度中世文化の時代になるかもしれません。

現実逃避,の非現実の文化が跋扈するかもしれない。

それでも、歴史は常に行き過ぎては戻るという螺旋状に

発達してきた。

そし●文化はいつも、

周辺から発祥し、中心へと向かい、

中心へ到達した文化は、洗練されると同時に

退廃と享楽の中で滅んでいきました。

今はまさに、中心が求心力をなくし瓦解しつつある。

その反対に、

目に見えない周辺こそが、これから大きな役割と力を持つと思う。

今までの価値体系や正義や倫理が、たとえ壊れたとしても、

●混沌の中からこそ、何かが生まれてくるからね。

ひたすら人間のことを心配し、社会のことを危惧してきた私ですが、

もうあとを皆さんに託します。

いつもいつも、長い長い文章を読んでください、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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