2022年8月– date –
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このところ私はホッとしている。
このところ私はホッとしている。 相変わらず介護の日々は大変で、夜も熟睡出来ない状態であるが、 おかしなもので、 疲れ果てたせいもあるのか、おかげで妙に自分が枯れてきた。 今まで強迫観念のように、人間の未来を杞憂してきた。 脳の思考力の観点から... -
◆ 素晴らしきイ・チャンドン、そしてダルデンヌ兄弟!
イ・チャンドン監督も、ダルデンヌ兄弟監督も、ここまでやり切って貰えると安心する。 と言うのは、そこには、人間のすべてを見回した上での、 彼ら監督の道義があるからである。 情念や怨念を超えた人間の裸形を見るからである。 作り手が、よほど厳しく... -
◆イ・チャンドン監督とダルデンヌ兄弟監督のシュールなる映画世界。
韓国の映画監督イ・チャンドン監督の世界も、ダルデンヌ兄弟監督の世界も、 一見ヒユーマンドラマのように理解されがちだが、私から見ると 筋金入りのシュール世界である。 イ・チャンドン監督映画「オアシス」も「シークレット・サンシャイン」も 「ポエ... -
◆ 道元のシュール!
岡本太郎から突きつけられた、 人間の根源的幸せとは何か。 私達はまだその答えを出していない。 むしろ物質文化や、高度テクノロジー社会や、グローバル経済や、 めざましい科学技術に、その答えがあるように錯覚している。 しかし、 最も根源的な事は、 ... -
夏目漱石のシュール!について。
意外に思われるかもしれないが、 漱石もそのシュール世界を完成させた人だと思います。 優れた作家になればなるほど、 自意識やナルシズムが消えて、作品がより抽象的になるからね。 それに内容が、高踏さや、ある種普遍的になればなるほど、 シュールな... -
◆「どこかに美しい村はないか」そのシュールなる世界。
テレビ放送が始まって間もなく中学生になった私は、 テレビで放映される映画に夢中になった。 特にフランス映画にかぶれ、中学生なのにラジオでシャンソンを聞く、かなりませくれた中学生でありましたよ。 中学から高校にかけて見た映画、 とくにフランス...
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