これからは確実にAI社会に入って行き、
圧倒的多数の人々は、その社会に組み込まれていくでしょう。
そしてAIは、夢のような技術革新の世界を見せてくれるかも知れません。
しかし、社会は恐らく二極分解していくのではないか、と私は思っています。
圧圧倒的多数の人々はAI社会に吸収されていくでしょう。
そしてAIが作りだす価値の社会になって行くその一方で、
少数ではありますが、
人間らしさとは何かを追求する人々や、
人間が作り出す価値の産業も生まれてくると考えます。
そしてそれはもう、萌芽し、確実に価値を生み出してきています。
それは新しい人間の文化と、
新しい経済の形を作り出してゆくと
思います。
突然の夫の発病で介護に明け暮れる中、私の気持も少しばかりすさみ、
現代社会に対する、厭世感や絶望感に陥りましたが、
能勢さんと話す中、
映画「どこかに美しい村はないか」の先に見えている希望を更に皆様に発信せねば、という思いが湧いてきました。
自然栽培のお米作りも、林檎栽培も、その他、人間が手を掛け、
自然と協働して作りだす製品こそ、
高い価値と収入をもたらすと思います。
それは今の大量生産と大量消費と飽食の経済ではない、
ホンモノをつくり、
その価値に対する対価を払う経済を作り出していくと、思います。
そのことは同時に、
これまでの大量消費経済にどっぷり浸かっている人間にも
その生き方を問いかけるものになると思います。
皆様にはとても想像つかないかもしれませんが、
映画「どこかに美しい村はないか」のあの世界の再現は、
ありうるのです。
そしてそこにはもう一度、
茨木のり子氏のあの詩の
力強い人間の力を取り戻してゆく人々がいると
思います。
皆様には、田下さんの妄想かと、
思われるかもしれませんが、
ありうるのです。
今能勢監督が撮り、編集している映画には、その事が描かれています。
ファンタジーではなく、
具体的で現実的なものとして、
それは、ありうるのです。
コメント