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皆様,本当に、ありがとうございました。田下憲雄10%の生存率の中をまだ生き続けております。

皆さまありがとうございます。

今日で77歳になりました。

それで今日は皆さまに、本当に感謝を込めてご報告したいことがあります。

4月20日に憲雄氏の主治医の診察がありました。

その時先生から思いがけないことを聞きました。

先生が、もう丁度2年になりますよねと話を切り出され、

田下さんと同じ悪性脳腫瘍膠芽腫の人は、

手術してもたいがい1年か2年で亡くなられます。

えーッ⁈と私。

確かに先生からは,余命1年という告知をうけましたが、

しかし、それは手術をしない場合で、

手術をすれば延命ができると思い込んでいました。

だから憲雄氏が元気なのだと。

ところが先生がおっしゃるには、 

田下さんのように延命が続いておられる方は、

膠芽腫の場合、10人にひとりいるかいないかです。

ただ、糖尿の数値が高いので、今までより効果のある薬に切り替えますので、

それを飲んで長生きしてください。

と。

憲雄氏は生存率10%の中で生き残っているという事でした。

      ◯

皆様ありがとうございます。

本当に

皆様のおかげです。

特に、退院後から切れまなくお見舞いに来てくださっているインテージの皆様、

またインテージを退職した皆様も、

関係各社で仲良くしてくださった皆様、

そして憲雄氏の友人の皆様。

脳腫瘍手術により脳に傷がつき、

一時は脳が白紙状態になってしまいましたが、

皆様が来てくださった度に、

脳が刺激を受け、電流が走り、

少しずつ脳が復活していったことは間違いございません。

本当にありがとうございました。

今では海馬の障害としての記憶錯誤やワーキングメモリーの損傷により、

ものの段取りなどが理解できませんが、

今撮っている映画での、能勢監督のインタビューなどには、

もー明晰に話をしております。

あと、どれだけ命が紡げるかわかりませんが、

なんとか頑張っていきます。

そして今、

憲雄氏のメッセージの本の制作と映画を撮っております。

これが憲雄氏が皆様や社会に貢献できる、

最後の仕事となります。

また私は介護の合間にこうして書くことが、唯一の励みになりました。

皆様,本当に、

ほんとうに、

有り難うございました。

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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