これは、あくまでも、田下啓子に見える視点であり、今すぐ、ということではなく、これから5年、10年のスパンのうちに起きて来るだろう、と、私が考えている事です。
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思いがけずアメリカとイラン戦争で、今後アメリカが弱体化していくしかない、というアメリカの盲点が露呈されました。今回のイラン戦争は、明らかにトランプの大失態には違いないが、
その前に、こんな大統領を選ぶしかなかったアメリカという国の、
切実な疲弊と衰退がある。
軍事を背景に世界を覇権化しようとし、世界をグローバル化し金融経済をやり、
世界の富を吸い上げてきたアメリカが今、まさに、
その石油の利権を奪いいじめ抜いてきたイランから、その足元が崩されてゆく。
ウクライナ戦争も、もともとはアメリカとN ATOヨーロッパが仕掛けたものであり、その先には、北極圏の資源を巡る利権獲得の密が透けて見えている。
これから世界は間違いなく、バラけていく。アメリカとヨーロッパも、それぞれの国の利害と利権を巡り、バラけて行くだろう。
中国は、共産党の、官僚経済の失敗のつけをどう回収するかすらわからない。
なぜなら彼らの頭の中は、あくまでも官僚思考であり、もともと経済のフレキシブルな動向には対応できない。
つまり、経済での金の使い方を知らないのに、その一方で,アメリカにタイマンを張って、みえを張って、 A Iや宇宙開発や軍事ばかりに資金投入し、
本当は、国内の内政と経済を、盤石にしなければならないのに、
国民を豊かにするどころか、強権化した国民監視体制にしてしまった。
これは、いつか内部からの反動がおき、世界覇権どころではなくなるだろう。
ロシアのプーチンははじめから世界が多極化することをわかっていた気がする。だから彼はヨーロッパの一員になりたかったのであり、覇権などという事は考えてはいなかったのだと、思う。
つまり、アメリカもヨーロッパもロシアもアジアも中東もアフリカも、すべてが、
それぞれに多極化して行くでしょう。
そういう中で、アメリカがいかにも主導権を握っているような、前回書いたピーターティールやイーロンマスクやサム・アルトマンなどなどが先導する AI社会が果たしてどうなるかは、私はかなり怪しいと、考えている。
彼らの思考の人間とは何なのか、という視点にかなりの短絡があること。
そこには人間が起源前から問い続けた、宗教、哲学、思想、そして文化を総括する視点が、欠落とまでは言わないが、東洋思想に比べたら偏っている。
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社会とは、人間が起こす現象である。
人間は今の現実から、どういう現象を起こしていくのであろうか。
少なくとも私は、人間は自らの脳に、電子チップを埋め込むより、人間らしさを失わない為に、或いは、人間らしさを取り戻す為に、この息苦しさの中、なんらかの反動現象を起こすと思う。
それは前の時代に戻ることも一つの選択であり、「牧歌的世界に戻って行く」こともありうる、と思います。
そこには、テクノロジーに過剰に依存して敗した世界と時代を、元に戻し、やり直そうとする、いかにも人間としての、人間らしい叡智を、働かせる人々が、現れてくるでしょう。
多分そうなると、私は思っている。

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