2023年8月– date –
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続芥川龍之介とともに総総括 4どういう風に自分を現象化させたらいいか?
人間にとって最も気になるのは、他人の存在ですね。 他人とは自分以外の人間で、 しかも、人間は一人では生きれず、社会を構成しなければなりませんから、 生きる課題のひとつが、 どのように他人との関係を築いていくか、です。 以下は自分を現象化させる... -
続芥川龍之介とともに総総括 3では、どういう風に自分を現象化させたらいいか?その1
さぁー、ここからが、私が本当にみなさまにお伝えしたい事です。 人生とは何であるか。 どう生きればいいのかを、 人間が、現象であるということ事を基点にして、 書いていきたいと思います。 ◯ 人間は、脳も身体も常に変化しています。 ... -
続、芥川龍之介とともに、総総括 2、やっぱりそうであったか。
海老井英次著「芥川龍之介」(勉誠出版)の中に、 やっぱりそうであったか、という記述がありました。 芥川龍之介に見えていたのは ロゴス(言葉)による物語り、すなわち虚構世界ではなく、 次々と起きてくる脳の反応による現象世界ではなかったろうか、 ... -
続、芥川龍之介ともに、総総括1 お詫びと訂正。
人間は脳も身体も常に、 その一回性の現象を生きています。 もし芥川龍之介が生きている間に、 この科学的知識を知り得ていれば、 彼が苦しむことも、 自殺することもなかったと思います。 続編を書くのも、 ちょっとしつこいなぁと思いますが、 それが... -
芥川龍之介とともに、あとがき。人間は現象である!
究極的には、 人間は、生物現象と物理現象と、最終的には、化学現象(ケミカル反応現象)かもしれないと、 亡くなられた立花隆氏が書いておられたが、 私もそう思います。 そもそも人間がロゴス(言葉)を発明してから、 あたかも自然界や人間世界のことについ... -
芥川龍之介とともに、最終回 芥川の真実!
作家にとって大事なのはその芯が、シャキッと立っていることです。 伝えたいこと、伝えねばならないことが作家の胸のうちにしっかりと、 芽を出しているという事です。 それは完全でなく、 完成されたものでなくて良いです。 ただその芽は、作家にとって正... -
芥川龍之介とともに,その10.龍之介への苦言!
芥川龍之介の小説ではなく、 随筆を読んでいますが、 特に彼の大学時代のエッセイは、 読んでいてとても楽しいです。 純心でおちゃめな龍之介青年がいます。 このままだったらどんなに良かったかと思います。 反対に、 龍之介の遺書を読むと、ちょっと情け... -
芥川龍之介とともに、その9、賢治の開眼!
天才といわれた二人の青年が実は、 天才的であることよりも、むしろその重荷からのがれ、 <ただのひと>への憧れがあったということでしょうか。 期待されず、褒められず、 誰にもじゃまされず、 ただの自分を自由に自分らしく、 生きたいと。 そんな... -
芥川龍之介とともに、その8龍之介も賢治もデクノボー?
芥川龍之介と宮沢賢治の類似点は、 芥川が書いた「鼻」や「芋粥」の主人公達の、 悟りとも言うべき心境と、 「アメニモマケズ」のデクノボーの心境がそっくりだということです。 「鼻」の主人公禅智内供も「芋粥」の主人公五位も、 たとえ他人に嘲りを... -
芥川龍之介とともにその7.賢治も人間が現象だとわかっていた!
では、賢治、いこかー! 宮沢賢治も余りにも前衛的でしたね! だから彼の頭の中に去来する世界を 当時は誰も理解できませんでした。 現代においても一般的には、 一部の先鋭的科学者や知識者でない限り、 人間が現象であるということは、 なかなかわかりづ...