ひょっとしたら、と言う事なんですが。
私は脳科学者でもないし、医者でもないし、学者でもないし、ただずっと独学で脳を勉強しできたおばあちゃんに過ぎないのですが、
指示待ち人間としての若者現象です。
言われた事しか出来ず、機転を効かす発想もできず、
指示をされたことしかできない若者たち。
もしかしたら、彼らのその脳と受験脳の間には、
何か因果関係があるんではないかとひらめいたのです。
前回書いた「脳の汎化」機能は、AIでいうとニューラルネットワークにおけるディープランニングの為の、
中間層のデータプールの役割になります。
つまり入力層で受け取ったデータを、様々に計算する時、
この中間層の種々雑多で未完成のデータ層が豊かで厚いほど、
複雑で創造的なヒラメキが脳の中に浮かぶのです。
「中間層」はいわゆる創造の為のデータベースなのです。
それらが入力データからの様々な、
バリエーションや、応用や、
創造的ジャンピングのための、
基礎データになるのです。
という事からすると、
もしかしたら若者たちの指示待ち現象は、
この「中間層」が乏しく、
本当は受験勉強と引き換えに、
感受性期でのたくさんの経験知データを入れ損なったのが原因かもしれないです。
若者が指示待ちになるのは、育て方やしつけのせいでもなく、
教育でもなく、
彼らの脳のメカニズムが、
経験値の希薄な受験脳になってしまったせいで、
創造力や応用力や、さらにそこからジャンプしてチャレンジしていく、
考察力の回路がないのではないか、
と、私はハッとしたのです。
以前ある経営者に会いました。
その人から受けた印象は、
この人は、何でも知識とか計算で片付けようとしているなぁ〜という感じで、
確かに超一流の大学を出ているが、
この人は受験脳であり、
この経営者の元での、
新規事業は無理じゃないかなぁと思ったことがあります。
まさに、今の日本が陥っている経済の行き詰まりの一因も、
そこにあるのではないかなぁ〜と思ったのです。
受験脳が指示待ち人間を作る、という事は、
単に私がそう推察さしただけであり、
科学的なデータも、論証もありません。
しかし、もしかしたら、受験戦争に若者たちを駆り立てた日本の親や教育制度は、
未来ある若者たちに、
脳の回路を作るという点で、
とても残酷なことをしたかもしれしれません。
今、政治がやり切れないほど軽佻浮薄です。
社会がいよいよ無力感の流れの中で煮詰まっていく中、
何とか、これをもっと健康で瑞々しい希望のあるものに戻していかないといけませんね。
私たちは何を間違えたのかをちゃんと、そして厳しく検証し直さないといけないと、
私は考えます。
ただ社会が行き詰まる一方で、
若者達もネットやYouTubeで、
少しずつ声を上げ始めています。
それはまだまだ未熟で、見識も浅いかもしれませんが、
それでも若者たちが次の時代を作っていくのですから、
私は尊重して、彼らを見守りながら、対策を考えないといけませんね~。
その一つは「側坐核」の働きにヒントがあるかもしれません!
頑張ろうね!

コメント