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「ばけばけ」その秀逸なる脚本

NHK朝ドラの「ばけばけ」がおわりました。まずは脚本が近年稀にみる秀逸さで、

脚本家の高いインテリジェンスを感じました。

朝ドラについて私は、最後まで見るということは殆どないのですが、今回は「虎に翼」以来、最後まで見ました。

脚本のふじきみつ彦氏は「バイプレイヤー」でも「デザイナー渋井直人の休日」でも、

その人間観の深さを感じていましたが、今回もドラマの中の人物達が劇中、次にどんな言葉(台詞)を吐くかということが、毎回楽しみでした。

表面的なお花畑の言葉をつらつら並べる脚本が多い中、深い洞察と芯のある台詞が心に響きました。

脇の俳優さん達、池脇千鶴(母親)と岡部たかし(父親)の熟した演技が良かったです。
円井わん(サワちゃん)も吉沢亮(錦織友一)も良かったですよ。
また意外にもと言っちゃー失礼ですが、北川景子さんの凛とした元武家の妻も良かったです。

残念だったのは熊本編の1週間に、ちょっと手抜き感がありました。主役の二人もまずまずで、
最も私が嬉しかったのは、日本の女性の素晴らしさをちゃんと描いていたことです。

西洋の女性達のようにでしゃばらず控えめで奥ゆかしく、健気に、周囲を気遣い守り、家族を支える、おトキちゃんの価値を、脚本家がしっかり承知していたことです。

主題歌もよかったですね。

「毎日難儀なことばかり」

「日に日に世界は悪くなり」

「落ち込まないで,諦めないで」

そのとおりですね。

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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