MENU

『おばあちゃんから孫へ・ AI時代に人間とは何か』最終回、人間は皆、無価値ではない。

人間は悩む。

昨今若者は、自己承認要求とかなんとかいって、他人から認められているかどうか、を気にするらしい。

断っておくけど君らが他人から認められることはない、と言ってはいいすぎだろうが、しかし、

殆どの人間は、自分の事しか興味がないし、

先般も書いたけど、人間の脳はまるでカプセルに入ったように閉じているからね。

他人のことは、あーそうかってくらいは承認するが、

他者というものは、君らが望んでいるほど他者には興味も勝ちも持たない。

それによって君が満たされることもない。

それよりも凄いのは、人間の世界は、君らがいないと成立しないってことだ。

分かるかな〜。

この世というものは、君らひとりひとりが、有能だろうが無能だろが、

できる人間だろうが、できない人間だろうが、

そんなことは些細で小さな事にすぎない。

兎にも角にも、君らひとりひとりに

存在してもらわないとこの世は成り立たないんだよ。

そして言っておくが、

人間の能力なんてものは、どこに何が潜んでいるかわからないんだよ。

そもそも、小賢しい人間のつくった物差しで測れるほどチャチなものじゃないんだよ。

人間の原形、君の始まりである赤ん坊の凄さをみよ。

彼らは全身で泣き、全身のパワーで生きている、いや、生きようとしている。

彼らは前進するのみで、グチャグチャ頭の中をいじくり回さない。

生きることに突進している。

      ◯

もうすぐ私は死ぬ。

その私から見たら君らはなんと瑞々しいことか。

生命力溢れる君らはなんと眩しいことか。

その君らが結集しているこの世をもっともっと面白くしてくれよ。

もっともっと楽しくしてくれよ。

もう萎びて中身の腐った大人はどんどん駆逐して、

君ら自身の手でこの世も、未来も創り出してとほしいよ。

それは決してA Iなんかにはできない。

それこそが生身でこの世と格闘する

君らの、大いなる仕事だ。

頼むよ。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

コメント

コメントする