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感覚は知能の源泉 

日本のタンカーがホルムズ海峡を通過したそうで、ひとまずホッとしました。それでは今日の本題 

「感覚は知能の源泉」

最近遺伝と知能に関する本を読みました。そこで得た重要な事を三点ほど書いておきます。

まず最初に、ここでいう知能とは、知能テストなどのように特化されたものではなく、脳全体を網羅する働きのことを言います。感覚,感情、シュミレーション機能、そして想念など、頭の中で起きる現象全てを指して、知能とします。
その知能について三点の重要なことをわかりやすく書いておきます。

一点めは、・知能は遺伝する、ということです。
つまり私達は生まれた瞬間、脳と身体は、遺伝によるものがデフォルトされている、ということです。
まーこれは当たり前ですね。

二点めに重要なのは、

その遺伝による脳の知能の基礎現象に、赤ん坊が生育しながら、この世で適正する為に、感覚入力からの情報を習得していきます。
脳は感覚入力しながら、知能を設計していくということです。

それは単に身体の五感からではなく、身体全身がセンサーになり入力していきます。

これはまだ学術的には証明されてはなく、私の勝手な推測ですが、もしかしたらナノレベルからの微細な情報が入ってくるのではないか、と私は考えています。

つまり極小な情報、或いは意識や言語化できない情報も、人間は感覚から受け取って知能化しているのではないか、と私は考えています。だからこそ赤ん坊はそれらの凄まじいほどの情報を、シャワーのように浴びながら、成長していく。だいたい0〜3才くらいまでがその基礎情報獲得期でまずは土台ができます。

そこから先は言語化能力とともに、さまざまなことの認識と概念化が進んでゆきます。緩やかに前頭葉が言語能力を伴いながら脳全体を統合してゆく。ここで大事なことは、知能の発達は体験による感覚入力が基礎になる、ということです。

感覚がさまざまに経験知を得ながら前頭葉で統合され、意識と知識になっていくということです。

つまり、デフォルトの知能が更に発達していく時、最も重要なのは、感覚入力と、経験値入力である、ということ。

そして第三点として重要なのは、その人間の知能の発達、または進化は、殆どが「非共有環境」におけるものであり、「共有環境」ではない、ということです。

この事実を知った時、私はかなりの衝撃をうけました。「共有環境」とは文字通り、社会や、集団、家族が共有する環境であり、
「非共有環境」は、その子(個人)だけの独自、或いは独特の環境、世界のことです。
わかりやすいようにいいますと、社会や学校や親が提供する環境ではなく、その子自身が関心や興味を持った環境でのみ、知能が発達したり、才能が開く、ということらしいのです。

そしてその非共有環境は、その子の感覚に依拠している。
その子が独特な自分の感覚センサーで手繰り寄せている世界です。

つまり親がいくらその子の知能や才能を開かせようという学習環境を作ったり、誘導しても、その子自身が、それを好きだったり、興味をもたない場合には、知能の発展には、繋がらないないという事です。

反対に、親や社会がその子に介入せず、その子の自然性に任せ、その子供が興味のあることや関心のあることを経験すればするほどに、知能や才能が花開いてくる、ということなのです。
これは脳が自分の関心がないことはスルーしていくことと合致します。

この事実から最もショッキングなことが見えてきます。それは日本の受験戦争です。

受験勉強に子供を囲い込んでしまったら、その子供の知能開花の為の大切な時間と、その子供の非共有環境が限定されてしまう、ということです。

受験勉強が大好きならいいのですが、そうでない場合は、成長期の大切な時間に、学校だけではなく、塾にも行かされ、知能だけではなく、身体のストレスも含めて、その子の能力が限定される、という事です。

日本中、どれだけの子供が、その能力と知能を疎外されたかと、

ゾッとします。

子供が腹一杯遊び、自由に発想し、せめて20歳頃まで、感覚も心も解き放たれ、 色んなことを経験していたら、日本の子供や青年は、どんどんその知能が発達したと思います。

更に、YouTubeでもお話ししましたが、受験勉強を勝ち上がって、どれほどの人間が、それに見合う結果を得たか、疑問です。
多分多くの青年が、社会や親の間違った思い込みで、せっかくの知能や才能を発達する時間を潰された、と私は思います。

子供たちが、そのチャイルド性の好奇心を膨らませ、自分のファンタジー世界をどんどん追求していったら日本は、その産業性も、経済効果も、もっと開花したと、思います。

私はことあるごとに、子供はほったらかしにしなさいと、言ってきました。

親の思い込みから解放されて、子供達がのびのびと、その知能や才能が花開いていけたら、

本当に嬉しいです。

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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