タイトルをつけるのは難しいね~。
今、能勢監督の新しい映画のタイトルをつけるの
お手伝いをしてるんだけど、難しいよう~!
ざっと世の中をみても、なかなかいいタイトルはみつからない。
一般的に多いのは、説明的なもので、
独りよがりのものや、あまりに抽象的すぎて、
何の意味だかさっぱりわからないものや、
やたら思わせぶりなものも
多いなあ~!
そんな中で私が、絶句するほどに優れたものを三つあげるとしたら、
三位、司馬遼太郎「坂の上の雲」
二位、夏目漱石「吾輩は猫である」
そして断トツの一位は映画ふうてんの寅さんの
●「男はつらいよ!」です。
これね、凡庸な奴なら、例えば
「ふうてんの寅の旅」とかなんとかつけちゃうと思うけど、
それじゃあ~おっさんたちの共感は呼ばない。
でも、
「男はつらいよ」って言っただけで、
トラックの運ちゃんも、工事現場のおっさんも
商店の大将も、しがないサラリーマンのおじさんも
みんな共感するし、女の私も、あゝそうだね~と
わかるもの。
素晴らしいタイトルだと思います。
三位の司馬遼太郎「坂の上の雲」は
明治の時代、青雲の志をもった若者のロマンがあるし、
それが何やら高踏なものである気品がある。
二位の夏目漱石「吾輩は猫である」は、ユーモアがあるし、
なんのこっちゃい、と、疑問をそそられるね。
タイトルは、それを読んだ人が、その本を欲しいとか
その映画を見に行きたいとかいう、行動づけをもっていなくては
ならない。
単に説明的では、ダメなんだね。
~しよう、とかも、~ですよ、とか言っても
人は絶対動かない。
コンセプトクリエーターの升野龍男さんによると、
「吉野の千本桜を見に行きましょう」じゃあ人は動かないけど、
「今見逃したら、もう一年待たなくてはなりませんよ、吉野の千本桜」と打てば、
みんな見に行きたくなる!!
タイトルは、
そういう<心がそそられる>ってことが大事なんだね!
さて、私もこのポンコツ頭を叩いて、
いいタイトルを探すとするか~!
言葉よ、天から降ってこ~い!!

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