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見えたぁー、これからどんな時代がくるか、その5、今のままだと日本は負ける!

YouTubeで、若者達による海外旅行を、たくさん見ている。

いわゆる観光旅行記とは違い、

その国の芯部にまで入っていく彼らのYouTubeには、

たくさんの情報があり、興味深く面白い。

これを見ていると、ヨーロッパは、

衰退するだけではなく、荒廃が進んでいる。

すさんだヨーロッパが見えてくる。

それとは、反対に、

まだまだ文明的には、知性や民度が低いものの、

野性的な強さというか、たくましさというか、中国語を含めて東アジアはすごい!

知性が整理されていない。あるいは成熟されていない、まだまだ混沌とした中にあるプリミティブな生命力がすごい。

そして、日本。

日本は素晴らしいと思う。

その洗練された知性の高さと自由さは、他のどこの国にもない。

神道のおおらかさと、仏教の哲学性だけではなく、

武士社会が作り出す幽玄の精神性世界と、

大衆文化が作り出した華やかでおもろいがしかし、

下品でない文化が、絶妙な秩序感を持って現象化し、

それは現代社会にも投影している。

しかし、この文化は、世界の他の国の文化とは、まさに異端であり、

他国の人には理解され得ない、感性の深さと、質の高さであり、

故に、

世界の中では、孤立せざるを得ないと、

私は考える。

例えば、インバウンド達には、

この文化に、

ズカズカと踏み込んではいけないという意識など、

はなから、

ない。

他人を尊重し、そういう厚かましを恥じる文化は、

日本にしかない。

逆に、中国、東アジアの民衆文化は、そんなことなどお構いなしに、

自己中に踏み込み、

彼らはどこにもいても彼ら流の振る舞いのまま行動し、

それが自然であると思いこんでいる、🔴逞しさ、がある。

日本は島国である事から、つまり、

四六時中外敵との緊張がある国々とはまったく異質の、

🟢内省文化を作り上げた。

それは純度の高い美しい文化であるが故に、

⭕️弱い。

この美しく、奥ゆかしく、慎み深い文化が、

世界との関係の中で理解されるとはとても考えにくい。

しかし、私はこの文化がとても好きです。

敗戦国という強烈なアッパーパンチを喰らい、

原爆投下というアメリカの暴挙で止めを刺された中、

その中からでも、

日本は自由と平等のリベラリズムを

完璧に近いほど、実現してきた。

日本人は気づいていないが、

そのリベラリズムこそも、その根底には、

日本の奥ゆかしい伝統文化が、体内に流れる日本人だからこそ成し得たと、

私は考えている。

つまりアメリカから押し付けらたデモクラシーと憲法であっても、

日本人はそれを更に高邁なる精神の文化として、

🟢上品に磨きあげた。

大いなる人間の、いや、人類の教示と節度として、

磨きあげた。

ただ、残念ながら、それ高邁さは

他国,他人種には

理解されにくい。

※残念ながら日本人のインテリ層には自分たちのことばが世界に通じるという、

軟弱な甘い幻想がある。

いわゆる彼らには,世界がどれほど厳しい異質のものであるかの認識が甘いのである。

話を元にもどすと、

私は夜な夜なこの高い日本の文化が、

消滅しかねない危機を感じ、

胸が詰まる。

この小さな島の国の、

美しい知性と文化をどうしたら守れるか。

あの東アジアの民衆のプリミティブな生命力に比べれば

なんと脆弱な日本人か、と思うと、

胸が詰まる。

願いは、

日本と日本人が、  

世界に吹き荒れる嵐の中で

賢く聡く、

生き延びる知恵と振る舞いを

探し出して欲しい。

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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