誰でも、妬み嫉み、自己憐憫に陥るのは当たり前です。
しかし、そういう自分からいかに脱出し、出口を見つけるか、こそが、
人生の分かれ道になります。
人生は、ガラリと違う様相を見せていきます。
「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」第3話にでてくる自閉スペクトラム症の男の子の母親も、
みごとでした。
同じ自閉スペクトラム症でも、天才弁護士のウ・ヨンウとは自分の息子は、
余りにも違いすぎます。
そこに事件とは別に、このお母さんの葛藤がうまれます。
沸き起こるであろう歪んだ感情をかろうじて理性を巡らせながら、
彼女は葛藤し考えます。
それが台詞の中にも、演技の中にも現れています。
自分の弱さ、自分の脆さ、
ドラマ本筋とは別に語られてゆく人間の懊悩。
このドラマが秀逸なのは、人間の内面での葛藤が伏線としてあり、
女性達はみな、
その葛藤を乗り越えてゆきます。
特に12話の人権派弁護士の女性は、ウ・ヨンウの資質を見抜き、
原告側弁護士でありながら、被告側弁護士のウ・ヨンウを守ります。
そこには、対立や利害を越えて、
障害を持つウ・ヨンウを弁護士として育てようとする知性を見ます。
脚本家は女性ですが、次元の違う聡明さを感じました。
私としては、ずっと喉に支えていた現代の偏ったフェミニズムの風潮に対して、
やっと溜飲を下げました(笑)

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