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◆ 始めは1ミリから!

地域に根ざしてしっかりと活動を続けておられる皆さんを見ていると、

私などは、自分が足が切れた凧のように、

空中を浮遊しているように思える。

父親の転勤につぐ転勤で、故郷をもっていない私には、まことに羨ましい。

いちどはさびれかけた地方都市が

最近では、なんだか元気を取り戻し、

しかもそれが初々しく、キラキラしてるよ。

やはり、根っこが大事なのだなぁと思う。

根っこだって苦い根っこもあれだろうし、

先っぽが腐りかけているかもしれない。

しかし根っこから出ている髭のような毛細の根っこが大事なんだね。

そういう人々が大事なんだよ。

なんでも始めは1ミリからだと私は思っている。

その1ミリから生き延びて、最後は地上の大きな幹を支え、樹冠に花が咲いて実がなる。

さて、空中を彷徨う私は、どうしたものか。

ただ、鳥の目ッてものもあるからね。

ゆったりと雲の間をぬけながら、

広く大きく俯瞰して、

風のような文章を書きたいな。

私も1ミリから、言葉を書いて、

ゆこう。

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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