ひばりヶ丘副本部長時代憲雄氏は、
他の会社に先駆けて、カジュアル化を行いました。
女子社員の事務服も、男子社員のスーツ着用をやめ、
ヘヤースタイルも自由にして、
しかし、
お客様に失礼のない私服を着用する。
スーツ着用が無くなって、おじさん達は逆に、
何を着て行ったらいいのか分からない、と言う動揺もあったようですが。
私はカジュアル化こそ、
リーダーとしての憲雄氏の
●無意識領域の改革のチャンスだと思いました。
色の世界というのは、
その人間の無意識にある、
感情や情緒や内的エネルギーなどの
心理、内面世界を、
投影しています。
だからどうしても人間は偏った色を着てしまいます。
しかしリーダーは、偏っていてはいけませんね。
ありとあらゆる社員さんを理解して
引っ張って行かないと、いけません。
だからこの際、
憲雄氏がより大きなリーダーとしての役割を果たすためには、
寒色、暖色、中間色、混濁色など
全てを着こなす事が、
彼の無意識領域における包容力を広げ、
よりたくさんの社員さんを包括出来ると、
考えました。
だから彼の服を買う際には必ず同行し、
常に新しい色や柄にチャレンジするよう、助言しました。
色々な個性の社員が自由に
自分らしさを表現することが出来る会社。
翻ってその社員の心理の自由さこそ、
インテージの創造性へと帰結していくと、考えました。
それが芸術的領域まで広がっていくと、
素晴らしいのですが…。
憲雄氏は、始めは、シックな青やグレーの服ばかりを着ていましたが、
最終的には、
最初は嫌っていた、赤、ピンク、さらには
黒まで着るようになりました。
ネクタイの柄もムーミンやスヌーピーなども着ていましたよ…笑!
いつもは私の言う事なんか聞かない憲雄氏が、
素直に私の助言を受け入れたのは、
赤い社員も緑の社員も、青や黄色や
橙色や茶色の社員も黒い社員も
誰一人、落ちこぼすことなく、
すべての社員を引っ張っていこうとする彼のこころざしと
ささやかな愛情であったと思います。
リーダーは常に自分の内面、内的世界を検証し、
自分の偏りを修正しては、
その集団や組織の全体性を
見渡していかなければなりません。
次回は、
憲雄氏が社長に就任した時、
彼の無意識が、
常に会社の全体性を見渡す為の
もうひとつの秘策として、
私は彼にガーデニングを勧めました。
その事を書きます。

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