MENU

「社会全間違い」と「バカの壁」その1

皆さんは、「社会全間違い」って言葉を知っていますか?

実は若い芸人さん達が使っている言葉です。

意味は、世の中を分かってもいないのに、

分かったと勘違いして、失敗したと、いう事らしいです。

まあ、ちょっと奢っていたなぁーという反省の言葉でもあり、

これはまさに自分達が「バカの壁」の中にいた、という自覚なんですね。

「バカの壁」は解剖学者の養老孟司氏が書いたベストセラーです。

人間は、自分が思い込んだ小さな世界が、

すべてに通じているかのようなそんな勘違いをします。

そういう自分をマックスにして、

分かったつもりになっている????バカの壁の中にいる人間、という本です。

実は先日、ある友人からで、若い人を雇ったが、どうもうまく噛み合わず、解雇したが、後味の悪さを味わい、どうしたものか、というメールを貰いましたが、

私は、そのいきさつを読んで、

これは間違いなく「バカの壁」の人を雇ってしまったのだから、

気にしなくていいよ、と返信しました。

多いんですよ、今の時代はバカの壁の人が。

とくに高学歴の人間に多い。

要するに⭕️世間知が希薄なんです。

世の中に揉まれて、痛い思いや苦労をしておらず、

頭でっかちの観念の中でしか、

世の中や人間のことを分かっていないのに、

本人は分かったつもりになっている。

そういう人は、困ったことに、

自己評価が相当高く、プライドも高い…苦笑!

芸人の世界では、そういう人は、

鼻をへし折られ、叩き潰されて

高慢な自分は、

社会全間違いだったと気づかされる。

でも気づかされて良かったね。

気付けない人の方が不幸です。

「バカの壁」も「社会全まちがい」も、

世の中を甘く見てナメているその自分に気づいたら、

やっとそこからが本番です。

創造性はそこから、生まれてきます。

なぜなら、

自分の小ささや未熟さが分かり、

謙虚になり、

他者や社会から学ぶことができてやっと、

⭕️立体的な自分になっていくのです。

立体的とは、さまざまな角度から自分も、社会も把握、認識できるようになる、という事です。

がんばろうね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

コメント

コメントする

目次