ある学者の本をよんだら、死んで自分が消えてしまうことが恐ろしいと書いてあった。
まぁ普通はそうだろうなぁと思うが、
生きると言うことは自分に振り回されることであり、
しょうもないことで悩んだり気分が落ち込んだり、
世の中は自分の本意ではないことばかりがおきる。
そのくせに、変なところに執着して自己顕示がおきたり、
なんとも,自分とは煩わしいものである。
私はもうずっと自分を捨てたくてたまらなかった。
つまり死とは,そう言う自分の意識が消えて、すっからかんになることであり、
こんな良いことはない。
若い頃から死を意識して生きた。
死を意識したからこそ、
ことさら真剣に生きた。
死という、
全てが無くなるその時限こそ、私にとっては崇高なる時限であり、
私という存在が最も充足され満たされた終点だと、私は憧れた。
今はもうその時間が刻々と迫りつつある。
捨てられるものはできるだけ捨て、
執着からもできるだけ解き放され、
一瞬一瞬を勝負に、この世から離れたい。
離れ際に最も書きたいものを歯に衣着せず書いて、
オサラバしようと思う。

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