インテージは、稀に見る社員の主体が大切にされる企業文化の会社であり、それは1974年の労働闘争以来社員が獲得し、
社員と経営とが共に築いてきた企業文化でもありました。
しかし…。
韓国ドラマに「財閥の末息子」というのがあります。
内容は、執事のように財閥に尽くしてきた男が、その財閥の手によって殺されます。
その男は財閥の末息子に憑依して復讐を果たすという物語です。
物語りは復讐劇ですが、
その伏線として、
財閥の集金組織としての持株会社(ホールディングス)の実体があばかれます。
財閥はその持株会社を、自分達の損得に合わせて、切り売りします。
そこには株価いかんにより、
モノのように労働者が扱われ、切り売りされていきます。
主人公の家族もその切り売りされた会社で働く労働者であり、
どんどん貧困になっていきます。
もうお分かりかと思いますが、これが財閥=持株会社の原型です。
日本は1997年、それまで財閥の復活を阻止する為に独占禁止法で禁止されていた持株会社が、解禁されました。
そして、世界のグローバル化と金融経済に呼応して,
日本でも、
株主資本主義に侵食されていきました。
憲雄氏は会社のホールディングス化に反対しました。
私は会社経営などまったくわかりませんが、
ただどうしてホールディングスにしたらダメなのかを、
憲雄氏に聞きましたら、
社員がちりぢりになる、と答えました。
そして会社もちりぢりになるの?と聞き返したら、
もー悲しそうな目でうなづきました。
10数年前の話です。
◯
今やっと株主資本主義が、間違いであり、経済を歪ませ、
貧困の格差の原因であることに、
日本の人々も気がついてきました。
そして、憲雄氏が憂慮したように、金融経済は、これからどうなるか、行き先がわかりません。
が。
はっきりしていることは、金融経済から実体経済へともどし、
日本中が力を合わせて、●健全な経済の体制を取り戻す必要があることです。
それは気が遠くなるほど大変なことであり、また、
今の政府や経済界のままでは、甚だ難しいことかもしれません。
しかし、可能性はありますよ。
一時的に大混乱が起きると思いますが、
日本の中には、まだ健全な株式会社も多々あるそうです。
日本中が株主資本主義から目を覚まし、覚悟を決めて,
経済のたて直しをしましょう。
参考までに、原丈人さんの書かれた「公益資本主義」を掲載します。


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