何も知らずに生きて来たなぁ〜。
思えばいつも直面するのは、自分が知らない世界のことばかりで、
直面して頭をぶつけてから、
そんな繰り返しの中、
次から次へと分かる人間の虚と真実の狭間で翻弄されながら、
生きて来た気がする。
そして今思うのは、
こうなると死ぬ寸前まで、何が起きるかわからないなぁー,という事である。
それは哲学的悟りでもなんでもなく、
日々起きる些細な人間関係においても、
世界で起きている情勢において、
この歳になっても、
刻刻と変化する現実に、
やっとついていく,というザマなのである。
第二次世界大戦が終って、
これから世界は戦争という愚かなことはないだろうと思っていたら、
とんでもなかった。
日本に戦争放棄を要求したアメリカが,次々と戦争を引き起こし、
ソ連崩壊の後は自らを、世界の覇者と勘違いし、
世界を自国風にグローバル化するという,
幼稚園児レベルの知能で西洋諸国や日本を巻き込んでいった。
こうなってみると,そこには西洋人の奢りがあったと思う。
世界を自身の姿に合わせて変える、というのは、
ギリシャ神話のナルキッソと同じナルシストレベルの知能であり、
世界が見えるどころか、
客観性が欠落している。
思えば16世紀の大航海時代の始まりこそ、
世界の異教徒をキリスト教に変え植民地にし、
世界の物品をヨーロッパの自国にもちかえるという、
いわゆる西洋、キリスト教文化至上主義と世界制覇の始まりであった。
しかし500年経った今、
ウクライナ戦争でロシアが勝ち、
ヨーロッパ、EUが 負けたらら、
この16世紀以来の西洋至上主義がひっくり返ってしまう。
そしていよいよその時が迫って来ている。
つまりこれまでは、西洋ヨーロッパ圏が目下にみていた、
ロシア、中国、東アジア、中東、アフリカの時代が、
くるかもしれないのだ。
そしてアメリカも自国の立て直しで精一杯であり、
ヨーロッパから手を引く時、
ヨーロッパの国々はどうするのだろうか。
ヨーロッパ圏の苦悩はナルシストの苦悩と似ている。
自分達のプライドをへし折られるのを、恐れている。
しかし今、もうその時が来ている。
ヨーロッパ人自身が変わらねばならない時がきているのである。
しかしそれは、
ロシアも中国も時間の問題で、いずれ彼らも、行き詰まり、
その覇権思想(ナルシズム)を下さなければならなくなる。
殆どの人は、そうは思わないだろうが。
◯
ゴヤの絵を思い出す。
破滅の狂気に陥ったサートゥルヌスが自分の子供を食べ尽くす絵を。
私の目には自惚れ(ナルシズム)こそ自滅への道であり、
それに対してヨーロッパは、
賢者の知恵を思いだして欲しい。
私の拙い思想をいえば、
賢者とは、
自分が如何に貧相で貧しいか、
何も知らない無知であるかを、自覚してこそ、
賢くなれる。
アメリカ人もヨーロッパ人も
ロシアも中国もそう言う哲学も思想もないが、
それは大きな真理である。
さて、
日本人は
どうかな。

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