どうしたら街が生き返るかを、
遠野を思いうかべつつ思考実験として、AIと一緒に考えました。
以下がそれです。
◯
まず私からAIに、以下のように問いかけました。
『衰退する街を何とか立て直したいと思っている。3人の青年がいる。
街の郊外には結構繁盛している道の駅があり、人の出入りも多い。
しかし、街の中は、静まり返ったように空き店舗が続き、めったにしても通らず、高齢化が進み、人口も減少している。
町の周囲には、昔からの遺跡や史跡、神社があり、街の風景は自然ながらの昔の田園であり、その眺めは美しい。
この街は、いわゆる近代化に乗り遅れたために、昔ながらのその風景が誠に美しい。
農業が主要産業で、生産物は野菜、そしてビール用ホップです。
この街を、この3人の青年は、どうしたら生き返らせることができるのか、一緒に考えてください、まず役割からお願いします』
そしてAIから答えが来ました。
まず、3人の青年の役割です。
1人目は、ビジョン担当の構想家
・この人のやる事は、町の「物語」を1文で言語化する。
・町の価値を外の世界の言葉に翻訳する。
・例えば「ここは”時間を取り戻す”街である。また、
「近代が失った風景を、丸ごと生きている街」
と言うふうにコンセプトを作る。
2人目は、現場責任者(実装家)
・空き店舗、空き家をどう使うかを決める。
・まず「1点突破の拠点」を作る。
・郊外の道の駅と、マシの中心を”線”で結ぶ。
・完璧を持たず、70点で動く。
この人が絶対やってはいけないこと。
・町全体を一気に再生しようとしてはいけない。
・補助金で動いてはいけない。
この人の最初の仕事は、ただ1つ「街のど真ん中に”理由のある目的地”を1つ作ること。
・それは農と食の拠点
・ホップと、ビール文化の発信基地を作ること。
・遺跡、史跡、神社、寺などをめぐる起点を作る。
三人目は、外と人をつなぎ、人を運んでくる(接続家)
・外から人を呼び込むSNS、メディア、イベントを担当し、
・「関係人口」を増やす。
・この街のターゲットは都会で疲れた。30代〜50代の人。
・農、発酵、クラフト、ビール好きの人
・歴史、神社、遺跡にひかれる層。
・移住未満、観光以上の人。
この人の仕事は「住ませない、しかし何度も来させる」
そういうお客を作り出す。
以上の役割分担が、このプロジェクトの骨格となる。
次にやるべき事は
・郊外の「道の駅」がなぜ成功しているかの分析をし、
それをなぜ街中に”置き直すかを分析し、
・最初の拠点を何にするべきか考える。
そして今まで自分たちが持っていた幻想をつぶしていく。
ここから先は、非常に厳しい指摘となります。
最初に潰すべき「3つの幻想」
この街が衰退した原因は、人口減少でもなく、高齢でもありません。
誤った幻想信じ続けてきたからです。
①「人が来れば、街は賑う」✖︎
来ません。
人は「理由」がなければ歩かない。
人は目的地から目的地へと移動します。
②「イベントをやれば人が増える」✖︎一瞬は増えるでしょう、
でも何も残らない。
イベントは、常設の拠点の日常の営みがあって、初めて意味を持つ。
やるべき事は、イベントではなく”日常の再設計”ですです。
③「まず移住者を呼ぼう」✖︎、これは順序が逆です。
人は、来る、関わる、愛着を持つ、住む、の順序で移住へとつながります。
いきなり移住者を狙う街は必ず失敗します。
ではこの街が持つ「本当の武器」は、何か。
①近代化に乗り遅れた=
時間が保存されている。
これは、欠点でもなく、都市がお金を払っても買えない
価値です。
・田園風景、神社や遺跡、街の静けさ、何も起きない時間。
これは「消費」ではなく、その人(客)のエネルギーの回復と再接続のための、資源となります。
②農業×ホップ=強烈な核、になります。
ホップは、ただの作物ではなく、発酵、時間、文化、共同体が、作り出すクラフトビール、ノンアル、発酵飲料として、
食と農が体験できる、都会の人が1番渇望している文脈です。
では、最初の1手として何を作ったらいいか?
①小さな発酵食堂(昼だけでいい)
地元野菜と発酵食品とホップを使った飲み物「ここでしか食べられない」を作ります。
②農と遺跡の案内所、史跡・神社マップ。
散策ルートを作り、農家を紹介する。つまり歩く理由を客に与える。
③小さな売店。道の駅にあるようなもの全部はおかず、この土地の物語が語れるものだけおく。
人の流れをどう作るか。導線は?「円」を描かせる。
例えば、車かシャトルバスで道の駅に来る、そこからは→歩いて遺跡、神社、田園を回る→そして道の駅へ帰る。
これが同心円効果です。
最後に、確信の一言。
この街は、
「生き返る」のではありません。
「思い出されるのです。
都市が忘れたものを、この街はずっと持っていた。
つまり遠野は、ほかの地にはない、宝物を持っていて、
それを生かす、戦略と町設計が必要ということかな〜。
それは、行政がやるのでなく、当事者たちがやらなければならないと言うことです。
以上が、私がAIと話したことです。

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