皆さんはフロー現象というのを知っておられますか。
フロー現象とは、人間の脳の中に起きる奇跡的な活性現象です。
アメリカの心理学者チクセント・ミハイが提唱した人間の脳と心理の現象です。
AIがどうのこうのって言われてますけど、
人間の脳ってまだまだすごいんですよ。
この奇跡的に、脳が活性化する現象は、ほぼ2つの条件の中で起きてきます。
1つは自分が熱中する、自分をワクワクさせる何かに出会ったとき、
そのワクワクを追求し、完成させていく時、
高い水準の知能や、素晴らしい直感が生まれてくるのです。
もう一つは、
その人間の危機的状況や、
激しい生命の危険にさらされた時などに起きる、
まぁ火事場のクソ力みたいな現象ですかね〜笑
このフロー現象の最も有名なエピソードが、
ソニーのロボット犬A I BO制作の時です。
制作に何年もかかると思われていたのですが、
もう製作者たちが我を忘れて夢中になり、あっという間にA I BOを作ってしまいました。
人間は、意欲がとても重要なんですね。
その意欲をいかに導き出すか、
そしてそれをいかに仕事に転化させていくかは、
その会社の経営者と上司の方たちの腕にかかっていますね。
そんな事は理想に過ぎない、現実は
シケタ仕事ばっかりだ、と思う人も
いるかもしれませんね。
現実はそうは甘くありませんし、
現実は冷たいです。
それでも田下憲雄は、
社員に向かって、こう語りかけました。
いやいや、どんな人の中にも、奇跡の瞬間はあるんだよ、と。
それは、君自身の中におきる、
「真実の瞬間とは、仕事の本質を探り当てた瞬間、
自分の活かし方を理解した瞬間である。」と。
フロー現象、奇跡の体験は、それほど大きなものではなくても、
小さな体験が私たちの中には度々起きているんですよ。
何かの瞬間に、体の中をひらめきの電気が走る時があるでしょ。
その瞬間、喜びが走るでしょ。
インテージが、
そういう奇跡と喜びの職場であるとことを、
願います。
田下啓子







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