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「田下さんを偲ぶ会」その9・写真集:「フロー現象は社員のだれにでも起きるんだよ」

皆さんはフロー現象というのを知っておられますか。

フロー現象とは、人間の脳の中に起きる奇跡的な活性現象です。

アメリカの心理学者チクセント・ミハイが提唱した人間の脳と心理の現象です。

AIがどうのこうのって言われてますけど、 

人間の脳ってまだまだすごいんですよ。

この奇跡的に、脳が活性化する現象は、ほぼ2つの条件の中で起きてきます。

1つは自分が熱中する、自分をワクワクさせる何かに出会ったとき、

そのワクワクを追求し、完成させていく時、

高い水準の知能や、素晴らしい直感が生まれてくるのです。

もう一つは、

その人間の危機的状況や、

激しい生命の危険にさらされた時などに起きる、

まぁ火事場のクソ力みたいな現象ですかね〜笑

このフロー現象の最も有名なエピソードが、

ソニーのロボット犬A I BO制作の時です。

制作に何年もかかると思われていたのですが、

もう製作者たちが我を忘れて夢中になり、あっという間にA I BOを作ってしまいました。

人間は、意欲がとても重要なんですね。

その意欲をいかに導き出すか、

そしてそれをいかに仕事に転化させていくかは、

その会社の経営者と上司の方たちの腕にかかっていますね。

そんな事は理想に過ぎない、現実は

シケタ仕事ばっかりだ、と思う人も

いるかもしれませんね。

現実はそうは甘くありませんし、

現実は冷たいです。

それでも田下憲雄は、

社員に向かって、こう語りかけました。

いやいや、どんな人の中にも、奇跡の瞬間はあるんだよ、と。

それは、君自身の中におきる、

「真実の瞬間とは、仕事の本質を探り当てた瞬間、

自分の活かし方を理解した瞬間である。と。

フロー現象、奇跡の体験は、それほど大きなものではなくても、

小さな体験が私たちの中には度々起きているんですよ。

何かの瞬間に、体の中をひらめきの電気が走る時があるでしょ。

その瞬間、喜びが走るでしょ。

インテージが、

そういう奇跡と喜びの職場であるとことを、

願います。

                 田下啓子

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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