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トランプさんの経済政策は成功するか?失敗するか?

トランプさんの経済政策は成功するか、失敗するか、というと、

ある部分では成功するが、最終的には失敗に終わると、

私は考えています。

いわゆる貿易の不均衡を正して、赤字から黒字にする、というのは成功するかもしれませんが、

じつはそんなことよりもっと本質的な重大なな欠陥が、

アメリカにあると私は考えています。

それはアメリカの目がいつも外部に向けられている事です。

今のアメリカ衰退の原因は、本当はアメリカ国内の経済の失策です。

つまり、製造業を放棄し、金融業に切り替えたことが大きな原因です。

今アメリカがやらなければならないのは、

金融経済の施策を是正し、

国内産業、製造業を必死で再構築しなければいけないのです。

トランプさんは、外国との貿易の関税と、中国の覇権に原因を求めています。

しかし、実はこの60年、ケネディのベトナム戦争に始まって、

アメリカはずっと、外的世界を、

いじくって、そして失敗しています。

はっきり言うと、そういうアメリカの、

国家としてのあり方が問題なんです。

常に利益や原因を外に求めるアメリカのあり方です。

アメリカがやらなければいけないのは、 

🔴内政の充実です。

このところ書いているように、リーマンショックの後、

本当は救済しなければならない中産階級の人々の生活を、

おざなりに切り捨ててしまい、

その目は、グローバリズムを偽善化して、

世界市場への投資、マネーゲームの、

経済政策を取ったり、

医療制度や、保険制度などの、福祉社会保障など、

国民の生活を支える内政をしっかりやらなければならなかったのに、

外国をいじり、軍事介入することばかりやりました。

食料問題も外国から輸入するのではなく、

化学肥料でコチコチになった広大なアメリカの農地を改良して、

自然性に戻し、

豊かな農産物を生産する農業国として復活してほしいです。

朝から子供が食事をポテトチップで済ますなどと言う、貧しい食文化ではなく、

添加物まみれの工業製品の食べ物ではなく、 

家庭で作るまともな食べ物を食べる国にしなければならない。

その為にも、テクノロジー文明のIT社会の弊害に気づき、また、

家族が崩壊しないような人間の関係性

を取り戻す、教育や思想形成しなければならなかったこと。

自動車産業も、トヨタに頼るのではなく、

アメリカ自身が優秀なアメ車を作ったらどうですか?

武器ばかり作るのではなく、

鉄鋼業も、造船も、アメリカ自身が、

その技を磨かなければならないのに、

サボりましたね。

トランプさんがやらなければならないのは、

アメリカ国内の製造業を復活して、内需を活性化し、

アメリカ人自身の手で、

国内を豊かにしていく方法を見つけることです。

あの「大きな森の小さな家」の家族や仲間達の、

素敵なアメリカは、どこへ行った。

それをやらないで、戦争をしては他国の家族を崩壊させ、

高飛車に関税をかけて、上から目線で脅してくるアメリカが、

滅びないわけはないです。

人間も同じですね、自分の内部を見渡して、真摯に原因を見つめるのではなく、

他人に責任を転化してばかりいる人は、だめになっていくでしょ。

もう一度、

アメリカは、アメリカと言う、

国家のあり方そのものが、

間違っていたのです。

だから、トランプさんもきっと失敗すると思います。

日本も同じく、

反面教師として、

気づかなければかりならないと

思います。

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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