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「田下さんを偲ぶ会」その10・写真集 会社の創造力の資源は個々の社員のみなさんです

会社と言うものが、有機的な存在であると言う事は皆さんご存知ですよね。

つまり、会社と言うものは、1つの大きな生き物なんですね。

社員の方々は、その生き物を構成する大切な一つ一つの細胞であり、 

これらの細胞の相互の関係、あるいは集団組織的なものが、

その会社の🔴創造性の原動力となるのですね。

だから田下憲雄氏は、会社はできる人もできない人も、みんなが大切だと言っていました。

つまり、様々な能力の違いや、考え方の違い、学歴の違い、職歴の違い、そして、育成歴の違い、

個人個人の人間が内蔵するその人のその文化の違い。

そういうもの、全てが、大切なのですね。

それをできるとかできないと言う、

極めて低次元のレベルで括るな、

と言っていました。

社員の中の1人として欠けてもダメだし、社員の全員が、

大切な一人ひとりであり、

実は、その会社の組織的な創造力の資源は、

個々人の中にあります。

個人個人の

潜在的なポテンシャル中にこそ、

その資源が眠っているのです。

様々な社員の生育、生活文化の違い、様々な脳の層の違い、

感覚の違い、行動様式の違い、

それら全てが会社の資源なんですよ。

それをわかってない奴がパワハラをする。

パワハラをして、資源を潰すんですよ。

これから日本の中では、どんどんAIが活用されていくでしょう。

マーケット部門にも、AIがどんどん入ってくるかもしれませんね。

それでもね、憲雄氏は、

A Iを🔴人間知で乗り越えろ、と言ってました。

人間知とは、

AIやロボットには到底ない、

人間のさまざまな独特の感覚、感性、そして培った技術の中にある、

直感やディティールなどです。

もうご存知の方もあるかと思いますが、本を紹介しておきます。

日本の企業や産業の中にある、西洋にはない、

日本固有の創造性について書いてある本です。

著者は、一橋大学の野中育次郎先生と竹内弘高先生です。

もしかしたら、社員の方の中には、今井賢一先生をご存知の方もいますか?

野中先生と竹内先生を一橋に招聘したのが、今井賢一先生です。

今井先生と憲雄氏はとても仲良しでしたから。 

もしかしたら、インテージにも関係しておられたかもしれません。

最後にこれから日本は間違いなく困難な試練の時代に入ります。

仁司社長と檜垣社長にお願いします。

どうぞ、社員を守ってください。

そして、社員の方々も

全身全霊の体当たりで仕事を、

成し遂げていってください。

     ◯

このたびの「田下さんを偲ぶ会」

ご参加下さった大勢の皆さんと、

志高会の皆さん。

そして、

仁司社長、檜垣社長をはじめ、

インテージの社員の皆さんに、

心から御礼を申し上げます。

                  田下啓子

                

                          終。

写真撮影:能勢広

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この記事を書いた人

作家。映画プロデューサー
書籍
「原色の女: もうひとつの『智恵子抄』」
「拝啓 宮澤賢治さま: 不安の中のあなたへ」
映画
「どこかに美しい村はないか~幻想の村遠野・児玉房子ガラス絵の世界より~」

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